こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
2018.11.18
『旬刊旅行新聞』の連載「女将のこえ」で
インタビューさせていただくために、
「沖縄第一ホテル」の渡辺克江さん（右）を訪ねました。
手にしているのは私の著書『女将さんのこころ その二』
克江さんには『その三』にご登場いただきました！
～ ～ ～
沖縄第一ホテルは、沖縄らしい風情の、
全５室のアットホームなお宿です。
中にはアンティークランプなどが並べられ、
センスある心地よい空間なんですよ。
1955年の創業地・安里から、
2011年に国際通りにほど近い牧志に移転され、
全国からやってくるお客さんを笑顔で迎えていらっしゃいます。
私は、安里にあった沖縄第一ホテルには観光で泊り、
牧志に移転した後（今回の取材前）には出張で、
それぞれここに泊まりました。
どの場所でも心地良かったので、
いつかここの女将さんに
取材させていただきたいと思っていたのでした。
エントランス
沖縄第一ホテルといえば「薬膳朝食」です。
なんと５０種類もの食材を使った料理が、
素敵なお皿に盛られて提供されます。
こちらのサイトでぜひ写真を見てほしいのですが
素晴らしいでしょう？
この朝食を毎日、用意するのは大変なことと思います。
沖縄ならではの食材をたくさん食べて
元気になって帰ってほしい
という願いが込められているのです。
薬膳朝食を始めたのは、
御年91歳の創業者で母の島袋さんの時代から。
一生懸命に働いてある程度、お金が貯まったとき、
貯金するか、見聞を広めに旅に出るか
２つの選択肢がありました。
母の島袋さんが選んだのは、旅に出ることでした。
出かけたのはヨーロッパ。
その地でトーストと珈琲の朝食を食べていたとき、
「ヨーロッパまで来て、なぜ私は日本でも食べられる
朝食を食べているのだろう？」 と
疑問を持たれたのです。
それが、沖縄ならではのご飯、
先人の知恵を生かした「薬膳朝食」という
アイデアにつながったのです。
貯金も大事だけれど、
お金を使って旅をしたからこそ
ホテル自慢の朝食が誕生したのでした。
娘で２代目女将の克江さんは
野菜ソムリエでもあり、
国際中医薬膳師の資格も取られています。
薬膳朝食をより進化させ、
沖縄野菜プロジェクト協同組合も立ち上げられました。
母の島袋さんも、いまなお厨房に立ち、
よりよい料理を出すために
妥協せずにお仕事されているそうです。
薬膳朝食は、宿泊客優先ですが、
朝食だけでも予約できるので、
興味のある方はぜひ行かれてみてくださいね。
克江さんのインタビューはとても楽しくて、
瞬く間に時間が過ぎました。
とても素敵な「笑声」の持ち主で、
お会いする前、電話口からすでに
特別感が漂っていました。
聞けば、フリーのレポーター・司会者でもあり、
ラジオ番組も持たれているとのこと。
なるほどそうだったんですね！
いい意味でプロっぽくない温かい声なのです。
しかも、厨房を担うお義兄さんも素敵な声。
取材前に電話でアポのお願いをしたのですが、
年配の男性にしては珍しいくらいの笑声で、
とっても好印象。行く前から心が弾みました。
お会いするとやはり笑顔の素敵な方でした。
沖縄で、また会いたい人が増えました(*^^*)
女将さん取材はライフワーク。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
【瀬戸川礼子の幸せに働き生きるヒント】やっています。
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