きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

沖縄で出会った人間の神さま ~屋部寺=凌雲院にて~

 

2018.11.19
国頭郡本部(もとぶ)町の「屋部寺」に、
またご縁がありました。

 

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1回目は2012年のこと。
初回も今回も、連れて行ってもらったり、
すすめられて、この地に伺っているのです。
 
この写真のみ2012年。猫先生がいました
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正式な名称は「凌雲院」
1692年創建の歴史あるお寺で、
健康長寿の神さまだそうです。

 

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6年ぶりに訪ねることになった今回は、
駐車スペースで車にもたれながら、
気だるそうに煙草をふかす女性がいました。
私はちらっと見て敷地内に入り、
先に来ていた方のお詣りが終わるのを待っていました。



すると、さきほどの外にいた女性が、
「待ってる間にカー(井戸)をお詣りするといいですよ」
と、少し奥まった所にある井戸を教えてくれました。

 

「女性は30円ね。30円を置いておくといいみたい」
と作法も教えてくれて。

 

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さらにです。

本殿で先にお詣りしていた方が終わり、
私がお詣りする番になると、
「お線香持ってきました?」と聞いてくれ、
「これ余っているから」と、
沖縄のお線香をくれました。

 

沖縄のお線香は、
6本分が横にくっついていて
平べったいんです。
色は緑ではなく黒です。

 

手を合わせ始めると空が晴れ、
強い光がさーっと背中からお堂の中に差し込みました。

 

目を閉じていてもはっきり分かるくらい。



女性はそれを見ていたようで、
「あなたに光が差したから、
この人にはいいことがあると思って見ていた」
と伝えてくれました。

 

人が聞いて嬉しいことを、
心で思うだけじゃなくて
口にできる人って素敵です。

 

それから少し雑談をしていたんですが、
この女性は、
お寺や神社はきれいにしておくところだからと、
ここ凌雲院に来たときも、
まずは掃除から始めたのだそうです。

 

さっき、
かったるそうにしているな~と
思ったことを反省したのは言うまでもありません。

 

私には特定の信仰心はありませんが、
たまに、こうした場で
親切にしてくれる方に出会うことがあって、
「ああこの人こそが神さまだ」
って思うんです。

 

目に見えない神さまと共に、
目に見える人間の神さまもいるな、と。



人の心にある優しさは、神聖さでもあり、
だからそう感じるのでしょうか。

 

「またね。さようなら」
 
「さようなら。ありがとうございます」
 
手を振りました。
 
 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

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