出張ついでに、佐賀県唐津市の「虹の松原」に足を延ばしました。
日本三大松原の一つで特別名勝地でもあります。名前も素敵。
約5kmに渡って100万本の松、松、松。 360度、松でした。
同じ環境に生きていても、
幹が違う方向に伸びているもの、そのうねうねカーブはどうしたの?
と聞きたくなるもの、いろいろな松があります。
中でも凜と強さを感じる松には、何か意志のようなものを勝手に感じました。
また、これはみんなクロマツなのですが、
日本庭園では、枝が左右に伸びた美しい姿を見せてくれるけれど、
自然にまかせた松はこんな風にひょろひょろになるのですね。
「ありのままに」という歌が流行っているけれど、
ちょっとは無理をすることが必要だと思うのでした。
防風林である松林の向こうは海です
唐津城です。
ここ唐津は、階級ごとの世界ヨット大会がおこなわれる港があり、
ヨット人には有名な場所。
海からお城が望める場所は珍しく、
海外からの選手たちにも大好評だそうです。
そして何より、「唐津は市民が素晴らしい」と評価が高く、
国内のほかのハーバーを押しのけて、
唐津が指名されるのだそうです。
唐津はその名の通り、
唐(中国や韓国)への津(港)として栄えました。
むかしむかし、松浦佐用姫(まつらさよひめ)は、
愛しい人が唐へ旅立ってしまったことを嘆き、
いつまでも領巾(ひれ)を振り続け、
やがて海にせり出した岩になってしまったという言い伝えがあります。
「恋は山、涙は海となるものを またいつの世を松(待つ)浦潟」
こちらでは、唐津の素敵な宿「洋々閣」をご紹介しています。