こんにちは。ジャーナリストの瀬戸川礼子です。
松島からの帰り道、お寿司を目指して塩釜へ。
どこに入ろう?
車でウロウロしていたら、「見ーつけた!」
店から出てくるお客さんの顔が、みんな笑ってる。
それが「すし哲」さんでした。 http://www.shiogama-sushitetsu.com/
上すしです。美味しかった。次は特上にしよう。
すし哲ビル。駐車場もあります。
街も、お店も、きれいなので分からなかったのですが、
この辺りも津波でやられていたのです。
車が外でぷかぷか浮いている写真もありました。
唖然としていると、親方が「すごいでしょう」と声をかけてくれました。
「ほら、あそこまで波が来たんですよ」と親方が壁を指差します。
黄色のところ。「3.11 津波到達線」と書かれています。
震災のひと月前に、改装工事を終えたばかりでした。
どんなに残念だったか…。
でも、「3階に逃げて、お客さんもみんな無事でよかった」と。
生き残った使命として、塩釜復興のために再開されたのです。
達観したように、微笑みながら優しく話してくれる親方。
一生懸命にお寿司を握るその姿…。
それだけでもう素晴らしいメッセージでした。
ぐーっと心に込み上げてくるものがあって、
ハンカチで目をちょんちょん押さえながら、お寿司をいただきました。
親方の白幡泰三さん。すし哲は本にもなっていました♪
「ブログで紹介したいので撮らせていただけますか?」
「いいですよ。こんな感じでどうかな」
とっても気さくな方です。
ファンが多いはずですね。
震災後、左の単行本が、右の文庫本で発売されました。
私も買わせていただきました。
サインをしてくれているところ。
「握る手に心」
いい言葉! しかも達筆!
店内メニューも親方の字です。
震災に負けない、すてきな方との出会いでした。
カウンターでお隣だったチャーミングなご婦人と(母です)
お店の方が「撮りましょうか」と、外に出てきてくれました☆
youtubeでもドキュメントがアップされていました。
http://www.youtube.com/watch?v=mDaT8dBUjLs
「握る手に心」の真髄に触れられる本です!