こんにちは。ジャーナリストの瀬戸川礼子です。
さて、
女将さん取材とセミナーのため新潟へ行ってきました。
瓢湖(ひょうこ)に立ち寄りました。
白鳥が越冬する湖として有名で、まだ20羽くらいが羽を休めていました。
湖に沿って桜並木が。こちらは今が満開です
お隣は「あやめ園」。来たる本番を控え、葉がすくすくと伸びています。
遠くには雪山、手前には満開の桜、
その真ん中には、緑が芽生える“日本の里”が。
絵はがきのように美しく、心を和ませてくれる光景をしばし眺めます。
訪れた宿は杉村温泉「環翠楼」(かんすいろう)。
杉などの木々が迎えてくれる森のような敷地を進むと、
見事な庭園と客室棟が現れます。
女将の荒木真利子さん&長女で若女将の弥栄子さんと、
大正時代から使っているという、おもむきのある帳場にて。
話題は途絶えることなく、あっと言う間に時が過ぎました。
弥栄子さんは、働いてくれている人の話になると、
「本当にありがたくて、ありがたくて」と、涙ぐまれるんです。
素敵なことだなあと、こちらも温かい気分になりました。
厨房とパントリーと帳場が一か所に集まっている構造の上、
厨房には仲居さんも誰でも出入りできるオープンな環境なので、
「厨房サロン」と呼べそうな、コミュニケーションの場ができています。
人との出会い、そして会話。
頷いたり驚いたり微笑んだりおかしかったり、
最高のごほうびです。だからこの仕事はやめられません。
とにかく楽しくて全開で笑っているところを撮られました(笑)。
料理長は秦茂さん。
27歳から14年間、宿の味を提供し続けて
いらっしゃいます。直接、お客さまと接する仲居さんとの意思疎通を
大切にされているそうです♪ こちらは夜のお料理の一つ。
朝ごはん。もともと大食漢ではありますが、
なにもかもおいしくて、ご飯を3杯もいただいてしまいました。
ごちそうさまでした。
環翠楼のみなさま、おもてなしをありがとうございました。
秋は紅葉が見事だそうですね。
そのころまたお目にかかれることを願って
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環翠楼の荒木弥栄子さんもご紹介している本
↓
全国55人の旅館の女将さんが、4ページずつ顔写真付きで登場。
人生について、おもてなしについて、教育、地域活性について。
普段はあまり語られない心の内を書いています。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。