きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

新潟県庁に吹く春風

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


新潟県庁にて「トップマネジメントセミナー」

が行なわれました。

4年前から、大久保寛司さん(人と経営研究所代表)を

ファシリテーターに迎えて続けられているもので、

職員の方々を対象にされている点がと特徴です。

 


この日のプログラムは次の通りです。


午前の部: 局長や各地の職員の方々を対象に。

①高野登さんによるセミナー「絆が生まれる瞬間」  

人とホスピタリティ研究所代表 (元リッツ・カールトン・ホテル日本支社長) 

 

②高野さんと大久保さんとの対談      
午後の部: 局長クラスの方々を対象に。

「ビジョン実現に向けて」をテーマにディスカッション

 

③ディスカッションと発表

私はここで、短いお話をさせていただき、
ディスカッションにも講師役で参加させていただきました。

民間企業であっても、どこもが行なっているわけではない、

働く人の意欲や成長のための本格的なセミナーを、

県庁が積極的に行なっているという点に感銘を受けました。


しかも、たまたま1回だけ行なうというのではなく、

4年間ずっと継続しているのです。

これは非常に珍しいことだそうです。

泉田裕彦知事も終日、参加されました。

企業セミナーでは、

経営者は参加しないことが少なくありませんが、

トップである知事も共に学ぶ姿勢は、

想像以上の好影響を 組織全体に及ぼしているに違いありません。

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午前の部。 高野さんのセミナーの後、

大久保さんとの対談が行なわれました。 画像














高野さん 「お客さまの感じるわくわく感が、

働く人の醸し出すわくわく感を 飛び越えることはありません」

「目的のない仕事をさせるのは、リーダーとして罪です」
大久保さん 「人はみな成長したいもの。成長を嫌がる人はいないものです」

「どれだけ人を幸せにできるか。それがリーダーです」


午後の部は、グループに分かれてディスカッションです。

ここに私、参加させていただき、

組織に大切な要素などをお伝えいたしました。

4年間の成果なのでしょう、

和気あいあいとした雰囲気で、

いろいろな意見が次々と登場します。

普通の民間企業研修のようでした。


私はそれほど行政組織には詳しくないのですが、

ほかの行政をご存じの方から見ると、

ここ新潟県庁でのセミナーの様子は、

「ありえない」くらいの良い雰囲気なのだそうです。 

ディスカッション発表では、

組織内の意思疎通を円滑化するために、

1年間で80人以上の 部下と意識的に昼食を取った方がいらしたり、

いくつも目的を提示するのではなく、

一つのことを徹底的に伝え、

権限委譲している方がいらしたり。

さまざまな事例が紹介されました。


泉田知事、大野副知事、大久保さん、高野さん、私も

それぞれが グループに散らばって、

ディスカッションが進みます。

ただ話を聞くだけではなくて、

共に顔を合わせて話し合うという場が大切なんですよね!

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大久保さん(右)と高野さん。

ご一緒でき感謝しきれません

「もっと成長しましょう。大丈夫、できるよ」と、

何かが背中を押してくれているような気がします。 画像













新潟はちょうど桜が満開でした。

外にも県庁にも春風が吹いていました