きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

CS(顧客満足)とES(社員満足)は何のため?


こんにちは♪
ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

CS(顧客満足)とES(社員満足)は何のため? 

CS(顧客満足)やES(社員満足)は本来、
売上アップのために行なうものではありません。

CSもESも業績も3拍子高い企業は、
売上アップを目指してCSやESに取り組んでいるわけではない、
という事実もあります。


ここは、非常に大事なところです。


では、CSやESは何のために行なわれているのでしょう?
お金のためでないとすれば、いったい何のために?


答えは、、、実は、考える人の自由です。
1+1=2 のように唯一の完璧な答えはありません。


ただ、私が信じている答えはあります。
3拍子そろった経営者の方々が口にされる言葉と同じです。

 
それは、
「社員の幸せのため」です。



なぜなら私たちは人間だからです。
人は人の幸せを考え、実践することが心地よく、幸せなのです。


お金ではとても計れない、人間として生きる喜びなのです。
これが一番大事です。


続いてビジネスの面で言うならば、
会社のブランドを守ったり作ったりするのも、売上も利益も、
社員の幸せ&喜び&やりがいがあってこそ生まれるのだから、
その人たちの幸せを考えなければ会社は立ちいきません。

私たちはみな、
「自分」という会社の経営者であり社員だと考えたとき、
「社員の幸せ」にはたとえば次のようなことが挙げらます。

仕事が楽しい、

一緒に働く人たちが好き、

所属する組織が好き、

人の役に立てている実感がある、

チームワークが素晴らしい、

社会にとって良いことをしている、

お客さまや取引先が喜んでくれる、

家族も自分の仕事を尊重し、

この仕事をしていることを喜んでくれる、

自分の内面的・技術的 成長を感じられる、

自分の存在意義を感じられる、

周りの人から感謝してもらえる、

褒めてもらえる、

誇りを感じられる、

尊敬できる人がいる、

目標とする人がいる、

慕ってくれる人がいる、

働きにふさわしい対価を得られている、

日々仕事をさせてもらえることに感謝の思いを抱いて働ける、、、、

 


私たちがこのような状態にあるとき、
どう考えても、質の高い良い仕事をしています。
どう考えても、儲かっています。

実は、「社員満足」という言葉を使っていますが、
上記は「満足」を超えた「感動」になっているのです。



このような会社の商品やサービスは、

どう考えても素晴らしいはずです。


このような状態のとき、

その会社は儲からずにはいられません。



CSとESと業績。
3拍子そろった会社は、

「社員の幸せ」を追求することが一番の目的で
利益を得てやろうと計算してやっているのではないのです。


人として純粋に、

「そうしたいから」、

「それが自分たちは心地よいから」

と思っているのです。


そして「社員の幸せ」を追求すると素晴らしいのは、
結果として、多くの幸せが一緒にやってくることです。


「CSやESは何のため?」
それは、
「社員の幸せのため」です。


経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。