打ち合わせの帰り道、小1時間ほど余裕があったので、
近くの献血センターに立ち寄ってみました。1年ぶりです。
久しく献血をしていないという方は驚かれると思いますが、
血液を取ってもらうまでに、いまは1時間もかかるんです。
高校生のころ、数グラムでも体重を軽くしたいという邪心から、
献血バスの駐車場まで自転車を飛ばしたものですが、
住所と名前を書いたらすぐ採取。ものの10分で終了していました。
あんな簡易でよかったのだろうかとも思いますが、時代ですね。
それから、世間ではHVS感染やらいろいろなことがあって、
現在では血を取られるまでに身分証明、アンケート、血液の濃さ
を見る検査など、いろいろな段階が取られるようになりました。
血液だけは人工で作ることができないそうですから、
献血は立派なボランティアになるのですけれども、
1時間はちょっと長いですよね。
そうそう、しかも体重制限というものもあるのです。
50kg以上あれば400ml取ってもらえますが、
50kg未満だと200mlしか取ってもらうことができません。
紙パックのジュースくらいの少量だからあまりお役に立てなさそう。
実際、医療業界では、200mlのニーズは全体の5%しかありません。
血液は人によって微妙に違うので、同じ血液型でもちゃんぽんにすると
副作用(発熱や発疹)の発生率が高まってしまうそうです。
だから同一人物の200mlより400mlのほうが喜ばれるのです。
そこで勧められたのは「成分献血」。
日本赤十字のホームページによると、これは、「成分採血装置を使用して
血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間の
かかる赤血球は再び体内に戻す方法」とのこと。体の負担も軽いです。
ただこの日は、1時間半待ちですと言われ、結局、断念したのでした。
受付の方はとても申し訳なさそうで、ゆえにこちらも申し訳なく、
「愛の献血」の「愛」を届けられないもどかしさがありました(大袈裟)。
ここが、にわかボランティアの詰めの甘いところなのですが、
楽してボランティアをしようとする考えがそもそもダメなのかもしれない
ですね。時間を短くできる予約システムもあるので、
次回はこれを使ってみようかなと思います。
なお、ボランティア側のメリットとしては、社会貢献はもちろんのこと、
血液検査の詳細データを後日、ハガキで受け取ることができます。
PS.
ところで血液型ですが生粋のB型でございます。恐れ入ります。
お仲間の方は、どなたかが作ったこちらのサイトで、
互いの変人ぶりを称え合いましょう。
http://grabby.web.infoseek.co.jp/type_b/