経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
94回目は、
理美容業オオクシ
「フィロソフィー」で思いを貫く【後編】です。
「思い」の大切さを伝えたい。
かなり力が入って、通常の倍の長さになりましたが
無事にアップできました！
オオクシは『フィロソフィー』（哲学）を
経営の指針として、
物心両面とも幸せな企業への道を歩いてこられました。
経営者の大串哲史さんは、
「思いをいちばん大切にしてきたから
今がある」とおっしゃいます。
オオクシは前編で紹介したPOSシステムや、
高業績の仕組みなどに注目が集まりますが、
私は「思い」の大切さこそ
広めるべきでは？と思ってきました。
こちらの拙著にもオオクシをご紹介していて
「順番」をキーワードに
思いの大切さをお伝えしたつもりです。
こちら
今回のYouTube「オオクシ後編」では
「思い」の大切さをできる限り伝えたつもりです。
これまでも、会社紹介の動画には特に力を入れてきました。
精一杯やっている方々に、
精一杯の敬意を表したいですからね！
渾身の一本はこちら。
ありがたいことに、オオクシがYouTubeをOK
してくださったのは当チャンネルが初めてだそうです。
また私も、YouTubeや本でご紹介する会社を
簡単に決めているわけではないので、
信頼関係のありがたさとうれしさをかみしめています。
～ ～ ～
では、ここからは【おまけブログ】です。
スタッフ成長記録ノート
POSで集計した、個人個人の売上高や再来店率を
可視化したデータを、オオクシは本人に渡しています。
これは「思い」を理解し合っているから、
会社と社員間の信頼関係があるからできることで、
いきなり数字を見せるのはよくありません。
やる気を奪うので危険です。信頼が先です。
さて、ここに数字が出せるオオクシでは、
結果が出ないなら、計画と行動の元になった「思い」から
振り返ります。ここポイントですね。
普通は行動を振り返りますが、
オオクシは「思い」を振り返ります。
（ああこれは動画で言うべきだった、失念しちゃった…💧）
また、成功したときもその要因を同じように振り返ります。
オオクシは教育制度（研修）が充実していて
イーラーニングもあるので、弱みの補修もできます。
他人との比較ではなく、
過去の自分と今の自分の成長を見つめるのです。
ここ、大切ですね！
「会社は軍隊で社員は兵隊」！？
大串哲史さんは社長になりたての1997年ごろ
あるセミナーに参加されました。
１回目、講師が言いました。
「会社は軍隊で、社員は兵隊だ」。
大串さんはこの考えを拒絶。
高いお金を払っていたそうですが、
2回目からはもう行きませんでした。
当時、ご両親とスタッフが
家族同然で経営していたスタイルのほうが
どう考えても良いと思ったからです。
では、このセミナーは無駄だったでしょうか？
いいえ。
歩みたくない道が明確になったのです。
社長就任３日目に書いた「会社とは」
大串さんは社長就任３日目に
「会社とは」という文章を社内に発表しました。
大きく６項目書かれているのですが、
例えば、会社は家族だということ、
そして、規模も必要だということ。
これは経済的な発展という意味でしょう。
私も、会社も国も経済発展はある程度必要と考えます。
「清く貧しく」では、一生懸命働いてもいい暮らしができません。
また、弱い立場の人を助けられません。
国ならば、道路も直せないし、医療や教育の質も落ちます。
「清く豊かに」が正解だと思います。
大串さんが書かれた「会社とは」の中には
奇跡の出会いだとあります。
地球の人口、今なら77.5億人の中で
300人がオオクシに集まった。
これは奇跡ではないか。
だとすれば、みんながみんなの幸せを願う
関係になろう、と。
数字の読み方など、左脳の話もするのですが、
でも、心を育んでこそ、その数字が生きるのです。
「思い」がすべての原点です。
思いは事象の種です。
私の力は弱いけれど、
伝えたいという思いは強いほうだと思います。
引き続きコツコツと大切なことを
お伝えしてまいります。
次回のYouTube【幸せに働き生きるヒント95】は
大串さんから聞いたろうそくの話です。
こちらもお楽しみに☆..。o♬*ﾟ·*:
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
こちらです
