経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子です。
95回目は「ろうそくの話」をお送りします。
2010年に初取材させていただいた
理美容業オオクシの
経営者・大串哲史さんインタビューで
お聞きした話がずっと心に残っていました。
人生の在り方を考える
シンプルでとてもいい話です。
オオクシを紹介する三部作の三本目、
~ ~ ~
では、ここからは【おまけブログ】です。
ブロック塀より石垣が強い
今回の「ろうそくの話」の動画で、
オオクシはほとんど中途採用者とお伝えしましたが、
同社には「ブロック塀よりも石垣のほうが強い」
という考えがあります。
ブロック塀は、単一の規格品が積まれたもの。
石垣は、異なる大きさや形の石が積まれたものです。
「ダイバーシティとモノカルチャー」
という動画を前に撮りましたが、
この話になぞらえると、
ブロック塀はモノカルチャー(単一)で
石垣がダイバーシティ(多様性)ですね。
例えば、城跡に行くと、
城はなくなっても石垣は残っていて
よくまあ、こんなさまざまな形の石を
上手に積み上げたなと、感心します。
一つ一つの石の個性を、
丁寧にじっくり観察したのでしょうね。
この石垣を組織に例えると、
多様な経験や個性を持つ人たちが
適材適所で活躍していることになるわけです。
~ ~ ~
ただ、新卒だけを採用して
いい会社をつくっている会社もあります。
なので、新卒採用=ブロック塀とも言えません。
ブロック塀のような組織とはきっと、
自分の考えを持てず・言えず、
言われたことだけをやるような組織、
人の顔色をうかがって、
出る杭にならないよう
忖度し合うような組織を
言うのではないでしょうか。
いずれにしても、
オオクシは、石垣のような組織を選びました。
真っ白なキャンパスに哲学を描くのではなく、
多様な絵がすでに描かれたキャンパスに
哲学を描いていきますから、手間がかかるでしょう。
でも、その過程がまた学びとなり、
色彩はより多様になるのでしょう。
100店舗を目指すオオクシ
現在59店舗のオオクシは将来、
理美容店を100店展開して
いくことを目指されています。
でも、それは数ありきではなく、
スタッフとお客さんと会社、
三社の幸せを求めて拡大していく過程で、
100社になっていればいいという考え方です。
100社になっても大丈夫な組織体制を
今の段階から熟考していることは言うまでもありません。
プリンショップと宿泊施設
大串さんは今年から、千葉県を盛り上げたいと、
オオクシとは別会社「梵まる」を立ち上げられ、
プリンショップと宿泊施設という
新しい事業がスタートしました!
やわらかめ・かための2種類。
完売になる日もあるそうです。私は断然、かため派。
買いに行く機会を狙っています😊
宿泊施設
(2022年現在2棟、2023年夏に3棟に増えます)
どちらも素敵な建物です。
行きたい場所が増えました。
地域の活性化の取り組み、進展をまた伺いたいです。
㈱オオクシ三部作。
お時間あるときにぜひご覧ください。
ほぼ毎晩、ろうそくの明かりにいやされています。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。