こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
2011年に鬼丸さんの講演を聞いて以来、
毎月、微力ながらNPO法人テラ・ルネッサンス
を応援させてもらっています。
あの日の講演で、
最後に流れたビデオを私はいまでも思い出します。
そこに映っていたのは元こども兵士でした。
コンゴだったと思いますが、
子どもの頃に誘拐され、
「子ども兵士」にさせられた経験が人が映っていました。
現在は、テラの支援で手に職を得、
普通の生活が送れている女性です。
数年前まで無表情だったというその人は、
ようやく表情を取り戻していました。
そしてこう言ったんです。
「日本では、毎年３万人以上の人が
自殺（当時）していることに非常に驚きました。
豊かな国も、大変なんですね
（悲しみを理解しようとしている表情）。
私は、日本のみなさんの幸せを心から祈ります」。
子ども時代に親から無理やり引き離され、
人殺しを命じられるーー。
人間以下の扱いを何年も受け続けた人が、
計り知れない心身の傷を負いながらも、
経済国に暮らす私たちのために祈ってくれているーー。
甘えるなと怒るのではなく、
悲しみに寄り添おうとしてくれている。
なんという慈悲深さだろう。
私は本当に心打たれました。
自分が大変なとき、
彼女を思い出して前を向くこともあります。
貧困国や日本の被災地にも拠点を複数構える
テラ・ルネッサンスは今、
物価高騰や円安、
公式サイトへの不正アクセス問題
（毎月の定額寄付が引き落とせない）
などによって、経営危機に陥っています。
私は普段、個々人への寄付の呼びかけは
押し付けになるので行いませんが、
あの元こども兵の女性が思い出されて仕方ないので、
自分のオープンなブログで投稿させてもらいました。
クラファンはこちらです。
どうか、よろしくお願いします。
瀬戸川礼子でした。
