きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

『THE BIG ISSUE』のホームレスの販売員さんに食べ物をもらう



こんにちは。
桜が待ち遠しい季節ですね。
近所の桜はこんな感じ。着々と準備が進んでいます。
 
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さて今日のテーマはこちら。
THE BIG ISSUE』の販売員さんに食べ物をもらう
 
2022年3月15日号
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THE BIG ISSUE』は
ホームレースの自立を応援するために、
ロンドンで生まれた活動です。
 
HPによると、
ホームレスである販売員さんは106人ということで、
ご存じない方も多いとは思いますが、
都内だと、わりとお見掛けします。
 
 
1冊450円のうち、
230円が販売員さんの収入になります。
私が買わせてもらう販売員さんは
声の出し方が上品で
あいさつと笑顔が自然で、
まったく怖さを感じません。
どこにでもいる優しいおじいさんという感じ。

 

前職の出版社で銀座に7年通っていた頃から
THE BIG ISSUE』を売っている人を
よく通りで見かけましたが
銀座では7年間、一度も買いませんでした。
 
なぜかというと、
表紙の人物が海外のトップスターとか
超有名人ばかりなのに、
売っている人の醸し出す雰囲気は正反対で、
正直、怪しく思えてしまったからです。
 
すみませんでした。
 
でも、あるとき品川の駅前で買ってみたら、
販売員さんはあいさつをしっかりしてくださり、
対応もとても丁寧でした。
THE BIG ISSUE』の内容も硬派で
しっかり制作されているのがわかり、
存在意義もちゃんと知ることになって、
それからは買うようになりました。

 

知らないと怖い。
でも、知れば怖くない。
そういうことっていろいろありますね。


~  ~  ~

 

で、私が買わせてもらう販売員さんは、
たまに食べ物のおまけをくれるんです。
今回はみかんとお菓子。
 
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ホームレスの方から食べ物をもらうって、
なんか、うれしいんですよ。
 
だって、ホームレスになる可能性って誰にでもあるわけで、
もし自分がホームレスになってしまったら、
いつもいつも、人から食べ物を恵んでもらう生活って
悲しいじゃないですか。
 
やっぱり、「持ちつ持たれつ」の関係でいたいでしょ。
「ありがとう」を人に言うばかりじゃなくて、
「ありがとう」って人に言われたいじゃないですか。
 
 
それが出来る関係っていいなと思っていて、
だから販売員であるホームレスの方から
食べ物をもらうのは、私はとてもうれしいし、
ありがたいし、おいしく感じます。
私も真冬はホカロン差し入れしたりします。

 

 

この販売だけで生計を立てるのは簡単ではないと思いますが、
・決まった仕事を持つということ
・自分で稼いでいるという実感
・人とのリアルなコミュニケーション
 って大事なことだと思うのです。
この3つは、ホームレスの方に限らず、
どんな人にも大事だなと、気づかされます。

 

『THE BIG ISSUE』は通販もあるのと、
販売場所は東京、次いで大阪が多いですが、
北海道、宮城、神奈川、愛知、京都、
奈良、兵庫、岡山、熊本でも。
見かけたら買ってみてくださいね。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 

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