こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
中小企業診断士の理論研修を受けてきました。
テーマは「高齢経営者の財産管理と遺言」。
「『この人を次期後継者に』と書き残したとしても、
株を持たせてあげなければ意味がありません」
と弁護士の講師は語ります。
もちろん、後継者指名だけの話ではありません。
私も立場上、経営者の方に相続争いがあったという
話を聞くことがあります。
身内がなくなって十二分に悲しいのに、
それを発端として、
兄弟や身内でお金でもめるなんて、
これほど悲しいことはないと感じます。
子供・家族・社員・会社・顧客を大切に思うなら、
残された人が困ったり争ったりしないように、
生きているうちに遺志を自ら伝えて理解を得、
株や不動産などの財産分与は
しっかり遺言に残しておくことか必要だなと、
再認識しました。
遺志を伝えておくこと、
できるだけ理解を得ること、
遺言として正式に残すこと、
これらは経営者の仕事の一つなのでしょう。
楽しい話題ではないけれど、大切なこと。
そしてこれは、
会社に限らず、一般家庭でも同じことですね。
中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。