きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

横須賀教育隊の指令・柴田有三さん離任式


2015年12月3日、

横須賀教育隊の指令(民間で言う経営トップ)、
柴田有三さんの離任式に参列させていただきました。

画像







 

 

 

奥様や仲間たちと一緒に、
33年間の自衛隊人生の最後を見届けさせてもらえて感動でした。


定年にはまだ早いのですが、
自衛隊の推薦を受けて

民間の上場企業(商社)に転職されるのです。
これは柴田さんの希望でもあるそうです。


民間企業の場合、組織のトップであっても、
このような正式な退社式ってほとんど聞きませんが、
新たな道に行くためのけじめとして、
また、去る側と送り出す側、双方の感謝の場として、
離任式は大切な儀式だなと思いました。


このような式に、社員でもない他人が参加させてもらって、
有り難かったし、貴重な経験となりました。

画像










 

 

横須賀音楽隊が生演奏で柴田さんを送り出します。


樋口隊長の心遣いで、「軍隊行進曲」と「ほたるの光」の間に、
柴田さんがよく食事の場などで歌って盛り上げてくれた

沖縄の歌「ハイサイおじさん」もメドレーに加えられました♪


自衛隊の離任式で流れる、「ハイサイおじさん」は、
その楽しい曲調に優しさが込められ、なおさら胸にしみました

画像









 

 

出口から体育館を去る柴田さんと、見送る隊員の方々。
帽子を振っておわかれを。
海上自衛隊の別れの礼式 「帽振れ」です。
画像











 

 

 

 

 

 

一等海佐(最終日にナンバー2の海将補に昇格)という
自衛隊全体の組織でナンバー3の役職でありながら、
怒りや権力を使わずに、
小さな挑戦や成功の体験をいくつも積むことで隊員のやる気を
引き上げてこられた柴田さん。


海外でも日本の代表として
多国籍チームの心を一つにまとめた経験をお持ちです。
沖縄の「三羽」という楽器を持ち歩き、歌って楽しませて、
場の質を高めるエンターテイナーでもあります。


こうした柴田流チームづくりの手腕を、
民間企業という新しい道で発揮されるのですから楽しみでなりません。
3~5年後に取材させていただくのが待ち遠しいです!



経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。