きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

自衛隊徳島地方協力本部を見学しました


こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

特別な計らいで見学させていただいた徳島自衛隊をご紹介します。
なかなか行く機会ってないですよね。私も初めての体験でした。

自衛隊徳島地方協力本部
http://www.mod.go.jp/pco/tokushima/

本部長の柴田有三さん(一等海佐)には大変お世話になりました!

徳島市の港沿いに立つ地方協力本部は、柵のないオープンな建物。 画像













廊下を歩いていると、おっと「援護課」が。

定年退職者や転職者のための就職支援課のことです。

いかにも自衛隊らしい表現ですよね。  画像














われわれ一行に説明をしてくださる柴田本部長。凛々しいです! 

この後、阿波踊りやビギンの歌を披露してくださるとは思いも寄らず!

(明日のブログアップをお楽しみに~)

画像














UH-60J という現役のヘリコプターです。

主にレスキューで活躍。

画像













 

操縦席に座らせていただきました。

とても狭く計器がびっしり。

画像












 

 

飛行機の機体に「おすな」 と(笑)。

この部分は薄いから注意しようという意味だそうです。
ちなみに、翼には「のるな」って書いてありました。
では、操縦室には何て書いてあるでしょう?


「ねるな」…というのはですよ!

何も書いてありませんでした。

画像













教育空港班のスローガンに目を留めました。
Spirit(やる気)、Smiles(笑顔)、Safety(安全)
やる気と安全は分かりますが、

「笑顔」が入っているのがうれしい。
画像














自衛隊でパイロットや船長になった方は、日々、何をしているんだろう。
不思議に思って柴田さんにうかがいました。


いろいろ仕事はあるそうですが、そのひとつはパトロール


日本の周りの海を3つに分けて

(北海道サイド、日本海サイド、東シナ)、
毎日365日、飛行機や船がパトロールをしているんだそうです。

パイロットでもある柴田さんも飛行機でのパトロール経験者で、
1日8時間、乗りっぱなしなんですって。
飛ぶのは空でも、対象は海なので、海上自衛隊が行ないます。


不審船の発見も重要な任務。
「不審船」は怪しい旗を立てているわけじゃないので見た目は普通。
レーダーやさまざまな感知器、資料から探り当てるそうです。
毎日150隻の船をチェックするというから、大変なことですね。


8日から「徳島阿波踊り空港」に改名。ここは管制塔です。

この空港は自衛隊が管理しているため、

特別に入れていただきました。

画像














 

 

 

 

ちょうど飛行機が着陸。1日の本数が少ないのにラッキー。 画像










 

 

 

 

 





空港の敷地にポツンと駐車する赤い消防車は廃棄車ではありません。
この任務を「クラッシュ」といい、車内には常に3名が待機
事故時に即、対応できる体制を取っているそうです。


ただ、じっと、そのときに備えて、待つ。 狭い車内で。
想像を超えた忍耐力とモチベーションだと思いました。
画像



















 

 

自衛官の方と同じランチをいただきます。おかわりしました 画像














バッグを置いていたら…。

「指揮官専用帽子置場」でした。

失礼いたしました

画像













一般公開されていない「記念館」にて。
白菊特攻隊の方々の写真や手紙、遺品が置かれています。
普段、閉まっているので、ほのかにカビのにおいが流れてきて、
それがあたかも彼らの切ない思いがふーっと私たちに届けられた
ように感じました。
画像












 

 

 

記念館でうかがった話です。
特攻隊の中には、飛び立ったものの、
迂回して帰ってきてしまう人もいたそうです。

映画やテレビドラマで見る限り、
そういう人は非国民と非難されますが、
話してくださった自衛官の方が聞く限りでは、
みなが黙ってその人を迎え入れ、
誰も責めることはなかったそうです。

またそのうち、出撃命令が来る。
それまでは生きていられるのだから、と……。


記念館に、観音像がありました。
とても優しいお顔です。右の手の平に、
ヘルメットをかぶった自衛官を乗せていらっしゃいました。


自衛隊について語ることって難しいですね。できません。
でも今回、人を守る仕事について知ることができてよかったです。
仕事に誇りを持つ素敵な方々にお会いできてよかったです。

ありがとうございます。感謝☆.。₀:*゚✲゚*:☆ 

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 


旅館の女将さん55人の人生哲学。
おかみ3巻の表紙-文字大.jpg