きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

幸福について考えました その1

 

そういえば、先日、面白い調査データを聞きました。

お金に恵まれている人たちと、そうでない人たち。

2つのグループにそれぞれ「幸せですか?」と聞いたそうです。

 

すると、お金に恵まれている人たち、そうでない人たちの

それぞれに、「幸せな人」と「幸せでない人」がいて、

4つのグループに分かれました。

 

①お金があって、幸せも感じる人たち

②お金があって、幸せを感じない人たち

 

③お金がなくて、幸せを感じる人たち

④お金がなくて、幸せを感じない人たち

 

 

月日は流れて10年後。

同じ人たちに同じ質問をしたそうです。

 

以前はお金のなかった人がお金持ちになっていたり、

お金持ちだった人がお金のない人になっていたりしました。

 

 

いまの状態で再び、お金のある人、ない人に分け、

もう一度、「幸せですか?」と聞きました。

 

 

さて、どのような結果になったと思われますか?

これがホントにうなづけるんです。

 

 

10年前に、「幸せだ」と答えた人たちは、

いまお金があろうが、なかろうが、

やはり、「私は幸せだ」と答えていました。

 

10年前に、「幸せではない」と答えた人たちは、

いまお金があろうが、なかろうが、

やはり、「私は幸せではない」と答えていたのです。

 

 

人から聞いた話で、元データが分からないのですが、

信ぴょう性があるような気がします。

 

 

このデータから感じたのは2つのこと。

一つには、お金と幸せには、やはり相関関係がないということ。

(これについてはほかのデータもあるので後日、改めて。)

 

二つ目はもっと大事なことで、

「幸せ」と思いさえすれば、どんな状況であっても

それは幸せになり得る、ということです。

 

逆の言い方をすれば、万人に共通する「これこそが幸せ」という

絶対的なものは、世の中のどこにも存在しないんですよね。

 

たとえば、

子どもの誕生は、誰にとっても幸せで感動的なことじゃないかと

ふと、思いますけれども、

世界中の68億人がみんなそう思うわけじゃありません。

残念ながら、困ったなと思う人だっているわけです。

 

また、愛し合う2人は幸せじゃないかとも思いますけれども、

「冷めた時を考えると不安」と感じる人だっているみたいですもんね。

贅沢者~(笑)。

 

つまり、絶対的な「幸せ」って、ない。

 

幸せはひとえに、

自分がそれを幸せと思うかどうかにかかっていて、

だから、「なんだか幸せ」、「あ、幸せかも」、

「幸せと思えそう」と、ちょっとでも思えば、

1秒もたたずに、もう、幸せ。

 

「カラ元気」ならぬ、

「カラ幸せ」だとしても、クサるよりいいよネ。

 

 

今日は今頃、徳島行きの便に乗っているはずでしたが、

強風で飛行機が欠航となり、3時間後の便になりました。

 

5時起きが無駄になってしまったし眠いんですけど、

欠航になったときにどう対応するかを学べてラッキー。

取材先にもさほど迷惑をかけずに済むからラッキー。

 

雲の隙間から射しこむ朝日をたっぷり浴びることもできたし、

珍しく、朝っぱらからブログを書く時間の余裕もできました。

まだ余裕があるから、掃除でもしようかな。

 

若干、カラ幸せだけど(笑)、

なかなか体験できない面白い朝です。

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

 


旅館の女将さん55人の人生哲学。
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