こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
今週はいろいろな場所で、いろいろな方にお会いしました。
その一つは、「行動観察」のセミナーです。
アメリカで生まれた手法で、
日本ではこれから脚光を浴びていくんじゃないかなと思います。
名前のとおり、人の行動を「観察」することで、
本人すら気づいていない「潜在ニーズ」や「行動」を見つける手法です。
たとえば「トイレの後に手を洗いますか?」と聞けば、
全員が「はい」と答える。
でも実際にトイレで何時間も観察していると、
洗わない人が結構いたりするそうです\(◎o◎)/!
「社会通念によるバイアスを排除できる」のも行動観察の特徴。
また、ある会社では、仕事がはかどらないことが問題で、
「上司がやたら話し掛けてくるからだ」と思う人が多かった
でも、実際にビデオカメラをずーっと回して(了解の上で)観察すると、
上司に話し掛けられて仕事が中断する時間はほとんどなかった。
思い込んでいただけなんですね。
実際は電話やメールで、仕事が中断していました。
そこで「集中室」を会社の中につくって成果を出したそうです。
このように、観察したことは「事実」だから、
それを表にしたり映像を見てもらうことで
現場の人が自ら気づき、実践し、よりよくしていく。
商品開発などにも使われています。
日本でのパイオニアは、
大阪ガス行動観察研究所の松波晴人さん。
お話、とても興味深かったです。
http://www.kansatsu.jp/observation/index.html