今日のテーマは、
「ブルース・スプリングスティーンに
神が降りてきた話
~緊張で頭が真っ白になったら~ 」です。
心に響いた話なので
みなさんにシェアしたいと思いました。
~ ~ ~
あるとき、
アンソニー・ロビンズという有名なコーチが
(心理的なコーチングのコーチ)
ブルース・スプリングスティーンに聞きました。
「ステージですごく輝いていてるね。
どうしてそんなに元気なんだい?」
「神が降りてくるんですよ。
そして俺に『行け!』って言うんだ」
「でも、なぜ神が降りてきたって
わかるんだい?」
「俺がステージに上がる前、
心臓がバクバク、足はガクガク、
頭は真っ白ってなった時
『神が降りてきた!』ってわかるんだ」
~ ~ ~
叫ぶように力強く歌う姿からは
想像もつかないことでした。
あれだけのスターでも、
いや、あれだけのスターだからこそ
すさまじいプレッシャーが襲う。
頭が真っ白になるほど緊張する。
数えきれないスタッフを抱え、
単位がわからないほどの大勢のファンが
今か今かと、自分の出番を待っている。
想像しただけで気を失いそう…。
実際、国内外に
極度の緊張でステージに上がれなくなった
スターはたくさんいて、
それも人間らしいと思います。
でも、ブルース・スプリングスティーンは
それを「神が降りてきた!」と
捉えたんだなあ。
これはラベリングと言われる手法で、
同じ出来事を全く違う意味に
捉え直しているんだけれど、
私の解釈では、
自分ではどうしようもない出来事を、
自分には及ばない存在の力を借りて
結局、自分の力にしてしまっている。
この発想がすごいと感じました。
神さまがいるなら、これはもう本望でしょう。
と、このラベリングができた私たちは、
次に頭が真っ白になったとき、
「あ、来た」って分かりますね😊
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
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