こんにちは。ジャーナリストの瀬戸川礼子です。
スイッチをパチッと押せば点くあかり。 コンセントに差し込めば動き出す電気機器。 当たり前に使っていた電気はいろいろな方法で作られていた、 というお話です。
・火力発電 ・水力発電 ・原子力発電 ・風力発電 ・地熱発電 ・太陽光発電 ・燃料電池発電 ・廃棄物発電 ・バイオマス発電 ・海洋発電
電気の作り方ってたくさんあるんです。
これを発電量の比率で見てみるとー。 （関西電力HPを参考に加工して作りました↓） 
＊ 火力発電の内訳は、石油10.3％、石炭25.2％、LNG28.3％ ＊ そのほか 2.4％
円グラフのように、原子力、火力、水力でほとんどまかなっています。
では、
なぜ、危険な原子力発電を利用するの？
なぜ、安全な太陽光や風力をもっと使わないの？
その理由は、２つの表が教えてくれます↓
原子力発電のコストの低さに注目！
【１】 電気事業分科会 コスト等検討小委員会資料より 
【2】 経済産業省のエネルギー白書2008を加工しました 
２つの表のとおり、原子力発電のコストは「低い」 のでした。
火力発電の燃料は、石油や石炭、LNG。 原子力発電の燃料は主にウラン。
ウランは、石油のように高騰する心配が少ないうえに、 そもそも原子力発電という方法は、 コストに占める燃料費の割合がずっと低いのです。
だからやっぱり原発のコストは安くつく。
コストが低いということは、
電力会社は経営的に助かるし、
電気を使う私たちは電気代が安くて助かります。
大量に電気を使う日本中の企業は、もっと助かることでしょう。
太陽光発電はびっくりするほど高いです（４６円／kWh）。 本当は太陽光でまかなえれば素晴らしいけれど、 パネルの取り付け費用が大きくて、 助成金があるとはいっても、全世帯がつけられるわけではありません。 コストは原子力発電の８倍。まだまだ浸透には至りません。
でもこれからは、きっと意識が変わるはず。
太陽光発電はまだ高いけれど、これからさらに普及するだろうし、
普及していけばコストも下がっていきます。
（シャープは、23／kWhを目標にすると発表しています）
原発について考えることも増えました。
たくさんの危険をはらんでいると知りながら、頼るべきなのかー、
福島の人のように誰かに犠牲を強いながら、使うべきなのかー。
原発事故は、もちろん、ないに越したことはなかったし、
誰かの犠牲の上に立つ幸せを、私は幸せとは思えません。
あってはならないことでした。
けれども、今回の事故があったことによって、
エネルギーに無関心だった目は確実に開かせてもらいました。
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『おもてなしの原点 女将さんのこころ』 その一、その二 全国５５人の旅館の女将さんが、４ページずつ顔写真付きで登場。 人生について、おもてなしについて、教育、地域活性について。 普段はあまり語られない心の内を書いています。
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