きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

①エネルギーを考える ~原発の運転状況表~


エネルギーについて、毎日ちょっとずつ調べています。 今日は、東京電力のホームページをもとにして、 こんな表をつくってみました。
             ↓
クリックしていただくと大きい表になります 画像





















日本には北海道~鹿児島まで18の原発があって、平均3機。
柏崎刈羽(7機)と、福島(計10機)は規模も供給量も断トツで、 それがこんな現状だから、本当に大変なことです。


供給量については後述しますが、
もっと気になるのは放射能や汚水…。
どうかこれ以上、誰にも被害がありませんように。
命がけでかかわってくれている方々に感謝です。


一番、原発の被害を受けている福島の方々は、  福島原発の電力を一切使っていないという現実。

福島原発の電力の多くは東京で使われているのに、  23区内では、計画停電を1回も体験せずに済んでいるという事実。


… 申し訳ない気持ちでいっぱいになります。


節電で街が暗かろうと、エレベーターが止まっていようと、 「せめてこのくらいできて良かった」と喜ばなきゃいけないですね。


さて、東京電力は今日の記者会見で述べました。 「夏のピーク時には、最大5000万キロワットの供給力を目指したい」

けれどいま、東電が発表している供給力は「3700万キロワット」です。

原子力発電所 491.2万kw (柏崎刈羽で稼働する4機分のみ。本来は1730.8) ・火力発電所  2957.1万kw  (8機=680万kw分が停止中。本来は3637.1)   ・水力発電所   852.0万kw  (すべて復旧済み) ・風力発電所    0.05万kw ・地力発電所    0.35万kw

これは↑ 東電のHPから算出した、震災後の東電の供給量です。
(私の計算なので怪しいですが) 合計すると本当は4700万kwになります。 ただ、全部フル稼働しているわけではないらしいです。
発表している供給量「3700万kw」は、 ほかの電力会社からも送電で助けてもらって確保しているようです。

日本の送電ネットワーク (ありがとうございます) http://www.fepc.or.jp/present/supply/soudensen/sw_index_01/index.html


電力のパンクが心配される夏。

寒さは、着込む方法があるし、暖房にはガスや石油が使える一方、
暑さは、脱ぐのも限度があるし、冷房はほとんど電気によります。

けれど、一人ひとりがクーラーに頼りすぎないで

需要量 < 供給量

ならば何の問題もないんですよね。


上着を着ている季節だから言っていられるのかもしれないけれど、、、。

冷夏であることを祈ります。


生まれた時から、当たり前に使ってきた電気。
太陽も雨もなんでもそうだけれど、しみじみ、有り難いです。