きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

キッザニアを取材しました


ご存じですか? Kidzania(キッザニア)。 99年にメキシコで誕生した、子どものための仕事体験パークです。 http://www.kidzania.jp/
日本には、東京・豊洲ららぽーと および 兵庫・甲子園にあり、 豊洲のほうへ行ってきました。
モスバーガー、宅急便、消防車、コカコーラ、朝日新聞、J-waveなど 60のパビリオン(企業)が本物そっくりの施設(2/3サイズ)をつくり、 子どもは専用のユニフォームに着替えて、お仕事体験します。

園内は「夜」の設定です。 なぜならー、 「夜に遊べるということが、子どもには特別でワクワクするから」 なるほど確かに、盆踊りや縁日、夜に遊べる日って特別でした。 子ども心をくんでいるなと感心。光熱費も減らせて一石二鳥。 画像















子どもの入場料金は、平日の1部(朝9時~午後3時)が3800円など。 3~15歳までを子どもととらえています。 大人は一律1900円ですが、遊ぶことはできません。 子どもだけ、大人だけ、の組み合わせでは入場できません。


キッザニアではパビリオンでお仕事体験すると、給料が支給されます。 通貨単位は「キッゾ」。1つの仕事で平均8キッゾもらえます。 館内の銀行に預金もできます。
黄色いバンドは、ICチップ入りのブレスレット。 親と子は必ず同じICナンバーのブレスレットを付ける決まりで、 2人が揃わないと退場できません。メキシコが元祖ゆえの誘拐防止です。 画像













コカコーラでは、液体の調合が経験でき、 持って帰ることもできるそうです。
ヤマト運輸の宅急便は、パビリオンの一番人気とのこと。 見慣れたユニフォームが着てみたいのかな? 家に本物のお兄さんが来ると「やったことあるよ!」と子どもが 声をかけることもあって、お兄さんもうれしいそうです♪ 画像画像
















三越ではキッゾを使ってショッピングができます。 1回働いて給料は約8キッゾ。えんぴつ1本が30キッゾくらい。 そう簡単にモノは買えないんだ、ということを学びます。 子どもが自分のお金で自立的に買い物をするため、親は入店不可。 ついつい「それはもうあるでしょ」とか口出ししちゃいますものね。 画像













医師になって目の手術をします。なかなかリアルです。 画像
















子どものころにあったら行きたかった! 画像












キッザニアは企業のマーケティングとしても、ビジネスモデルとしても 見どころが満載でした。
パビリオンのお姉さん・お兄さんは、キッザニア側のスタッフです。 ここで働くといろいろな企業の理念や仕事が分かるし、 子どもの情操教育的な側面があるので、社会貢献の意識も持て、 モチベーションが高いそうです。
多くの人はパートやアルバイト。勤務体系の善し悪しは別として、 働く姿は楽しそうでした。 このあたりの話は記事や講演でしっかりお伝えてしていきます。

そして最も印象的だったのは子どもたちの輝く目。 真剣で、一所懸命に話を聞いたり、仕事をしている姿。 涙ぐむ親もいるそうですが、ちょっと分かる気がしました。 ====