こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
今年、最後の旅は沖縄。9月に続けて今年2度目です。
那覇~渡嘉敷島へ行ってきました。
初日から幻想的な景色が、飛行機の窓に広がります
「きれい…」
沖縄教育出版の川畑保夫社長の計らいで、
社員の方々と会食の機会をいただきました。
9月に一度お会いしていることもあり ↓ https://reikosetogawa.seesaa.net/article/200909article_5.html
お店に向かう車の中から、もう話が弾みます。
「理念に共感して入社しました」
とみなさん、おっしゃいます。
会社の規模や知名度や給与よりも、
理念に惹かれて働くことは、
人としての成長につながるということ、
そして、明るい会社は明るい人材がつくるのだ、
ということを実感。
「瀬戸川さんの夢は何ですか?」
「なぜこの仕事を選ばれたんですか?」
質問ぜめに合うのも面白く、
素敵な会食のひとときをいただきました。
「経営セミナー」に参加しました。
今回のゲストは美容室バグジー」の久保華図八社長(右)です。
ここでは、久保さんの「4つのゴールデンルール」をご紹介します。
①徹底的にお客さまを覚えて差し上げる
たとえば、前回、ゴルフの話をしたお客さまが次に来店されるときは、
ゴルフの雑誌をテーブルに置いておく、など。
②徹底的に手間をかける
手間の掛け方が「徹底的」か「適当」か。←ここが一流と二流の差。
たとえば、バグジーのあるスタッフさんは、手作り印鑑を自主的に習って、
438人の顧客すべての分を制作!(その手間、、、ただただ敬服します)
このオリジナル印鑑を年賀状に押して、
「つくりましたので、どうぞ取りにご来店ください」と、添えたのです。
おお!と、うならせる手間&アイデアですよね!
では、438人のうち、何人が来てくださったと思いますか?
一般的には、3%くらい返ってくれば普通で10%で大成功なのですが、
なんと、なんと「436人」が来店してくださったそうです。
99.5%!
③ユーモアを大事にする
出ましたユーモア。
バグジーでは、たとえばこんな風にユーモアたっぷりに接客します。
*ヨリタ歯科クリニックの寄田幸司院長が来店されたとき、
スタイリストさんは白衣を着てカットした。
*ディズニーで働く方が来られたときは、
全員がミッキーマウスのTシャツを着て、音楽もディズニーで迎えた。
*特別ないイベントの日は、全員がかぶり物を着て仕事する。
ちなみに最近、久保さんは「あひる」の全身かぶり物を着られたそうです。
もちろん、にょきっと出た足は白タイツです。
④長く付き合う
「いま来られているお客さまを大切にする」のがバグジーのポリシー。
「初回半額」などで集客する方法は取りません。
長く来れば来るほど安くなるような仕組みを作っています。
上記の写真は、 セミナーの最後に、1~4回のゲストが全員集合したときの様子です。 高野登さん(人とホスピタリティ研究所、元リッツカールトン日本支社長)
川畑保夫社長(沖縄教育出版)、
寄田幸司院長(ヨリタ歯科クリニック)も参加者として来られたのです。
みなさん実は、チャリティ出演をされていたのでした。
このあと、総額200万円が、
沖縄ドクターヘリ「メッシュサポート」 の小濱正博ドクターに授与されました。http://www.meshsupport.net/
小濱ドクターは、残念ながら亡くなられた方の処置をするときでも、
シーツのしわを直すような方です。
「それでは気持ち悪いだろう」と、
最後の最後まで人間尊重の姿勢を貫かれる方です。
この経営セミナーでは、
働く人が幸せを感じられる会社のトップが、
社会的な幸せにも貢献していく。 そんな輪を見せていただきました。
沖縄紀行、続きます。