きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

SDGsのバッジについて思うこと

 

こんばんは✋
今日はバッジのお話です。

私は、上場企業1社で
社外取締役を担っているのですが、
本日、久しぶりにリアル会議に参加して、
(コロナでほぼオンラインになった)
年に1回の集合写真を撮りました。

そのため、
普段は着ないスーツを着ていきました。
襟には、社章とSDGsのバッジを
付けるのが決まりです。
で、毎年、思うことがあるのです。
一つは「針」のこと。
社章はまだいいです。
ブローチに比べたら太い針だけれど、
バッジとしては細いからまだいいんです。

問題は、SDGsのバッジです。
針が太~い。スーツの生地に必ず引っ掛かり、
確実に傷んでいる感じがします(涙)。

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「あのこれね、一張羅のね、
 しかも、唯一のスーツなのよ💧
 この先、何年も着ていきたいのよ」
 と、私は嘆くのです。

~  ~  ~

で、思います。
バッジって、
男の人の発案だろうなーって。

男性のスーツの襟には、
穴が開いていますよね。
軍服の名残とされ、
今は社章を刺すために使われます。

でも、女性のスーツの襟には
穴が開いていないんです。
このスーツがたまたまそうじゃなくて、
ないんです。

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それに、生地も違います。
女性のジャケットは織り方が細かかったり
生地そのものがデザインになっていたりします。
私のスーツは濃紺ですが、
女性はパステルカラーのスーツも多いから、
きっと、針の後が目立ってしまうでしょう。

ここに、太い針のバッジを刺したくない気持ち、
分かってもらえるでしょうか。

日本は女性の管理職や役員が1割程度の少なさなので、
こういう視点がなかなか分かってもらえないなあ。


左はSDGsの針、右はブローチの針。
ブローチのほうは細くて先端も鋭いので、
すっと入り、生地が傷みにくい。
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もう一つ思うのは、
SDGsとの切ない矛盾 (笑)。

SDGs(持続可能な開発目標)
17項目には賛同しているんです。
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けれど、
12 つくる責任・使う責任
13 気候変動に具体的な対策を
をピックアップしたときに、
SDGsの啓発活動のためのバッジによって、
大切なスーツの寿命が縮み、
購入頻度が増える可能性があることを
どう納得すればいいんでしょーか。


そもそもバッジ、要るかしら?
これも、ゆくゆくゴミになるのでは……。

そういえば、海外の企業には、
バッジを付ける発想はないのでは?
イーロン・マスクは……きっと付けない。

SDGsのバッジに、
もろもろ矛盾を感じる私なのでした(≧∀≦*)

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つけましたけどね ⇧
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

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