こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
PENTAS YAMANASHI
「観光実践マネジメント講座」2期3回目は、
地元 山梨県・下部温泉「源泉舘」の
女将・依田 由有子さん(右)にゲスト登壇いただきました。
講義前、まだ受講生があまり集まっていないタイミングで記念撮影。
左は山梨県立大学の窓口をしてくださっている坂本さんです。
いつもありがとうございます。
源泉舘に女将さんインタビューに伺ったのは2015年でした。
そのときのブログはこちら⇩
特別な温泉の恵みを生かしながら、
POPにも力を入れて
売店の売り上げを160%アップするなど、
面白いお話の数々でした。
今日は、私の担当する講座に登壇いただき、
改めて源泉舘の魅力に触れました。
なんといっても一番の宝は宿名の源泉です。
浴場の岩盤直下から出ているので、
空気やパイプに触れず、
湧き出たままの温泉に直接入れるんです。
循環せず、加水せず、加温せず。
プールより少し暖かい30~32度の温泉で、
唯一のアレルギーである温熱蕁麻疹の私は
いつまでも入っていられて最高のお湯です。
源泉は宿泊客専用。
日帰り入浴はだいぶ前にやめられました。
これで得られる日銭は
喉から手が出るほどほしかったそうですが、
湯舟の大きさに限りがあるので、
宿泊のお馴染みさんがゆっくり入浴できるよう、
思い切って止められました。
仕事にも人生にも、
あらゆる場面で「選択」が突きつけられます。
由有子さんのお話は、
目の前の利益よりも、
一番大切なものを大切にしたということ。
それは、
今より未来を選んだ話のように感じました。
実際そうなんです。
源泉舘のある身延町がコロナ禍でクラファンをした際、
1200万円集まったうち、なんと3割の400万円が
源泉舘に対するものだったのです。
この話は拙著『女将さんのこころ』で
依田由有子さんをご紹介したページにも
したためています。
今日はこのほか、さまざまなお話に本質が見え、
大変実りある時間でした。
山梨県は身延町の「源泉舘」。
湯治のおひとりさまも多いお宿です。
ちょっと疲れたとき、連泊でいかがですか。
講師の瀬戸川礼子でした。