山梨・下部温泉「源泉舘」で女将さんインタビュー ～POPで160％売上UP～

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

女将さん取材で、山梨の下部温泉「源泉舘」に行ってきました。

取材先を探そうと山梨の宿を検索していたら
「源泉舘」さんのＨＰで手が止まったのです。

施設は年季が入っていそうだけれど、
それは大きな問題ではありません。

興味を引いたのは、
創意工夫でいろいろと取り組まれている点、
スタッフを大事にされていそうな点、
温泉がユニークである点、
ブログが頻繁に（というか毎日！）更新されている点などから、

こういう宿を経営されている方の話は面白いに違いない、
と嗅覚が働き、取材をお願いしました。
実際、間違いのない面白さでした。
快く受けてくださり有り難い限りです。

由有子さん（右）はお父様の勧めで
モラロジー（道徳）を学んで来られました。
私も関連のビジネス誌『道経塾』に寄稿したことがあり、
話が弾みました。

女将の依田由有子さんとは業界外の共通の知り合いがいたり、
意気投合する話も多く、嬉しい出会いをいただきました。

外部の勉強会にも積極的に行かれて、
月一回、手紙のお便り（新聞）を出すなど、
学んだことを生かされています。

また、夜と朝、それぞれの仲居さんも
親切で優しい方でした。

さまざまな取り組みの結果、
リピート率75％！の宿に。

神社の鳥居を挟んで左の坂を上った右側に「源泉舘」があります。
（写真の赤茶色の建物ではありません）
鳥居の右は、源泉舘の温泉施設です。

 

 

1300年前の奈良時代に開湯し、
450年前に武田信玄公が傷を癒したとされる下部温泉。

中でも源泉舘の温泉は、
掘削をしない自然湧出！珍しい！

写真の板の下には自然の岩盤があり、
岩盤の7カ所から温泉が湧いています。

写真右の黒い部分は岩盤がむき出しになっている所です。

15畳くらいの広さ。
これとは別に、男女別の温かい温泉も併設されています。

温度はプールより少し暖かい30～32℃。
「温泉」というよりは、
冷たくないお風呂という感じに近いかもしれません。

宿名のとおり「源泉」そのままの温泉に
浸かれることを優先し、加温していないのです。

温泉は混浴ですが17:00~18:00は女性専用になります。

私、温泉ソムリエでもありながら、
温かいお湯に10分以上入っていられません。
温熱蕁麻疹という唯一のアレルギーがあるのです。

なので、何分でも浸っていられる
源泉舘さんのお湯はほんと理想的でした♨
しかも、不思議とじんわり温まるのです。

つるつるでさっぱり。
傷をいやすので湯治も多いそうです。

下記の喜びの声には、ある有名な男性からのものが　↓

 

「肩に受けた刀傷が

　あまりに早く治ったので、

　相手の謙信がびっくりした」

　（甲斐の国、男性、約485歳）

ふふふ。これはまさに、あの方ですね。信玄公。

【ご注意】（2015年9月現在の情報です）
日帰り利用の受け付けは午後１時まで。

入浴は午後2時までできます。
せっかく行ったのに入れなかった
ということがないようお気を付けください。

　　　　　　　

お食事は夜・朝とも客室でいただくことができます。

 

そして感心したのがＰＯＰです。
源泉舘には可愛くて面白いＰＯＰが至るところにあり、
思いを伝える工夫が見られます。

私も買いました

ＰＯＰでにぎやかな売店。
ＰＯＰがなかったころに比べて、

なんと！160％も売上がアップしたそうです！

「めぐり銭」。
お会計をするフロントカウンターに置かれていました。
ちょっと嬉しいですね。私も10円置いてきました。

こうしたＰＯＰはプロの方に依頼されています。
「まっす～」さんです。

源泉舘では、天然鉱泉水など
定番商品も季節ごとにＰＯＰを変えます。
人気商品は人気になるべく工夫をしているのですね。
ＰＯＰって、プロに頼む価値があるツールだなと思います。

お水の写真は、女将の由有子さんのブログより転載。
POPについて書かれた女将さんのブログはこちら 

ロビーの本棚にも。

共通の知り合いもいて、
うれしいご縁をいただきました。感謝·*:☆..。

 

※女将の依田由有子さんが、
　取材時の様子をブログでご紹介くださいました。

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

【書籍のご案内】

源泉舘の女将・依田由有子さんもご登場！

『女将さんのこころ　その三』こちら。

 

【幸せに働き生きるヒント】

動画全体のラインナップはこちらです。

全国3000社を取材してい気付いた
よきリーダーに共通することとは？

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子