きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

思いが伝わる話し方の順番 ~ ゴールデンサークル WHY HOW WHAT ~

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
youtube【幸せに働き生きるヒント】
45回目のテーマはこちら。
 
思いが伝わる話し方の順番 
~ ゴールデンサークル WHY HOW WHAT ~

 

45 WHY.png



「こういうことを伝えたいのに
 伝えられていない」
 
そんなもやっとした気持ちになること、
ありませんか?
 
今回はそれをテーマに取り上げ、
サイモン・シネックさんが考案した、
話し方の順番「ゴールデンサークル」を
紹介しています。
 
スライド3.JPG

 

人は「何を」ではなく
「なぜ」に動かされる、

とシネックさん。その通りですよね。
 
「なぜ」とは目的や理念のことです。
何のために、誰のために、です。
 
それがまずあって、
次にHOW=どのように するのか。
具体的にWHAT=なにを するのか。
WHY→HOW→WHATの順番で話すことが大事。

 

反対に、人を動かせない組織や人は、
WHAT→HOWと、
逆の順番で話していると言うのです。
しかも、私が思うに最後のWHYがない。
それでは人は動きたいとは思いません。
 
~  ~  ~
 
これ ↑ 実は当たり前の話です。
でも3つの円で表せて、
英語圏じゃない人でも理解できる言葉を使い、
とにかくシンプルで分かりやすい。
この表現の巧みさがすごい!


さらに、シネックさんのプレゼンでは、
大脳新皮質と大脳辺縁系という脳の話も出てきて、
科学的な裏付けがされていきます。
 
さらに、マーケティングでよく使われる図
「イノベーションの普及モデル」も登場。
 
このシンプルな3つの輪の
信ぴょう性が増していくのです。
・・・なんかプレゼン能力の話になってきましたが、
そういう目で見てもよく出来たプレゼンです。
シネックさんの動画もぜひご覧ください。

 

~  ~  ~

 

私はこのゴールデンサークルを
昔、『週刊ホテルレストラン』の
副編集長をやっていたときに知りたかったですが、
たぶん知ったとしても、
使いこなせなかったでしょう。
 
なぜなら日ごろから「WHY」を
語っていなかったからです。
「読者のために」は常に考えていましたが、
それ以上の言葉で語ることはできなかったと思う。
なぜ読者のためなのか。
それは分かっていなかった。

読者一人一人の思いに応えたいと
ミクロ目線は持っていましたが、

宿泊業界、飲食業界全体という
マクロ目線は持っていませんでした。

 

動画の最後で言いましたが、
必要な場面で、必要なWHYを語れる、
そんな人になるためには、
サークルを知っているだけでは
きっと足りないのです。
 
日頃からWHYをいつも考え、
書いたり、話したりしている人が、
ゴールデンサークルを使いこなせると思います。

 

そして動画では
横道になるので言っていませんが、
(概要欄には書きました)

WHYばかり語っていてもだめで、
それだとお坊さんの説法みたいになってしまいます。

説法は説法で大切なのですが、
説法ばかり言っていると、
「はいはい、わかりましたよ」って
受け流す人が増えていってしまうと思うのです。
ですので、
WHY→HOW→WHATの順番に
力を持たせるためには
HOWやWHATといった
現実的な事例が必要なのです。

 

~  ~  ~

 

思いが伝わる話し方をしたいのなら、
練習しましょう♪

ピアノやゴルフと同じで、
練習している人が本番で力を出せます。
スマホの動画機能を使って、
自分の喋りを録音する→聞く
→改善して喋る→聞くを
繰り返すといいですよ~(^^)

 

45 WHY.png

 

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。