きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

ロバと兄弟のお話 ~私は私~

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
 
今日お届けするのは、
イソップ童話「ロバと兄弟」のお話です。

兄弟が親子で書かれていたりもします。


animal_raba.png

 

ある日、年の離れた兄弟が、
二人で一頭のロバを引いて歩いていました。

すると、通りがかりの人が言いました。

「ロバの背が空いているのに乗らないのか?」

そこで、兄がロバに乗り、
弟がロバを引くことにしました。

しばらく進むと、
また別の人が通りかかり、兄に向って言いました。

「君は年下の者に対する思いやりがないのか。
 自分だけ楽をして恥ずかしくないのかね」


兄は急いでロバから降り、
弟を乗せてロバを引くことにしました。

またしばらく行くと、
通りがかりの人が弟に言いました。

「なんて礼儀知らずなんだ。
 年上の者にロバを引かせて、自分がロバに乗るだなんて」




そこで兄弟は、
二人してロバに乗ることにしました。

 しばらく行くと、今度は通行人たちが、
兄弟を見ながら言いました。

「ロバがかわいそうだ。
 あれでは動物虐待ではないか」


兄弟はあわててロバから降り、
二人してロバをかついで歩き始めました。

重いロバをかつぐ兄弟はヘトヘトに疲れ、
橋の上で足を滑らせてしまいます。

大切なロバは川に落ち、
流されていってしまいました。

~  ~  ~

この話は何を伝えたかったのか、
なんとなくわかりますよね。

それはきっと、
「自分の考えを持つ大切さ」
ではないでしょうか。



では、どうすればよかったのか?

振り返ってみようと思います。


「ロバの背が空いているのに乗らないのか?」
→ ロバを休ませているのです。
→ 大切なロバですから乗りません。


「君は年下の者に対する思いやりがないのか。
 自分だけ楽をして恥ずかしくないのかね」
→ 順番に乗っているのです。
→ 年上を敬うのは当然のことです。

「なんて礼儀知らずなんだ。
 年上の者にロバを引かせて、自分がロバに乗るだなんて」
→ 順番に乗っているのです。
→ 弱い者を守るのは当然のことです。


「ロバがかわいそうだ。
 あれでは動物虐待ではないか」
→ ロバは私たちにとって移動手段です。
→ 長い間、乗っているわけではありません。
(※2人で乗るのは、さすがに可哀そうとは思う)



兄弟には、たとえばこの赤字のように
言い返せる「考え」があればよかった。
人は好き勝手に言うんですよね。
どの人にも気に入られようとすると
「私の考え」は持てなくなってしまいます。
それに、人に言われたことを
盲目的にやって失敗しても、
誰も責任は取ってくれません。

「私はこう考えています」
と、言えるものを持つ。
これがとっても大切なこと。
もし、それが間違っていたら
素直に正せばいいのです。
常に「決めるのは私」でいたいですね。

こちらもロバの話。ぜひご覧ください。
YouTube【幸せに働き生きるヒント】
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経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
 
 

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