きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

笑顔を見せずに赤ちゃんを育てたら… ~ローマ皇帝と心理学者の残酷な実験~

 

こんにちは。
今日は「笑顔」について調べものをしていました。

 

今日のテーマは、
笑顔を見せずに赤ちゃんを育てたら… 
~ローマ皇帝と心理学者の残酷な実験~
です。

 

連載中の『帝国タイムス』で先月、笑顔について書き、
youtubeでもお伝えする予定です。


私は、笑顔は精神的なスキンシップ
だと思っています。
赤ちゃんのときから私たち人間は
スキンシップが好きでした。
心の栄養素だったわけですね。



心理学者ルネ・スピッツ(1887-1974年)は、
「乳児が母親から長期間離され
情動が十分に与えられないことが続くと、
体重減少、睡眠障害を示し、
運動が緩慢になり、無表情となる状態」を
アナクリティック抑うつと呼びました。


さらにスピッツは、
「施設に収容され母性的養育を奪われた乳児は、
やがて無関心や無反応を呈し、
発達が著しく遅れ、
ホスピタリズム(施設病)に陥る」
ことを観察したそうです。

上記の出典はこちら



赤ちゃんに対して、
食事や衣服の世話はしても、
微笑みかけることなく、
スキンシップも行わずに育てると、
衰弱して死んでしまったり、
障害を追ってしまうという、
考えられない非道な実験もあったようです。


そうした実験をしたとされるのは、
一人は、ローマ皇帝フリードリヒ2世(1194~1250年)、
もう一人は、上記のスピッツ(1887-1974年)
本当にそんな実験が許されたのでしょうか…。
DVDが出ているんですが、税込み26万円…。



これの実験が本当ならば、私は知った以上、
かわいそうな赤ちゃんたちが
少しでも報われるような話を
したいと思っています。


私たち大人の日本人は
もともと欧米のようにハグしたり
スキンシップはしませんが、
先に書いたように
笑顔は精神的なスキンシップだと思います。


また、大人も赤ちゃんも、
本能的に嫌なことはいくつになっても嫌ですよね。
いじわるされるとか、
無視されるとか、
大人になったら、されて嬉しくなった、なんて人はいません。


そして、好きなことも大人と赤ちゃんは同じです。
優しくされること、
笑顔をむけてもらうことなど、
いくつになっても嬉しいですよね。


ところが、職場というお金をもらう場所になると、
たちまち「笑顔なんかいらない」と
思う人が増えるのはなぜでしょう?


これってまるで、
昔、部活で「水を飲むな」と言われたことを
まだ守っているかのようですね。
この温暖化の中、スポーツで水を飲まないなんて
正気じゃありません。死んじゃいます。
いまはみんな「水を飲もう」と分かっています。

「笑顔」も、これと同じなんです。

職場に笑顔がいらないという発想は
昔、昔の大きな勘違い。
正しい知識で働きましょう!


次のyoutubeではこういう話に加えて、
私に起きたショッキングな出来事もお話しまーす。
明日収録です。

【おまけ】
真夏は蕾を出さずにじっとしていたゼラニウム。
秋になって、また花を咲かせました。可愛らしい。

では~(^^)
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
 

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