こんにちは。
ベランダにセミがひっくり返っていたので、
植木鉢の土の上に避難させようとしたら、
最期の力を振り絞って逃げられました
さて、昨日のブログ(こちら)で、
日本の企業は国際的に見て、
人の能力開発にお金と時間を使わないことを紹介しました。
そして、これはまずいから自分で学ぼうと書きました。
今日は、別の観点で「教育」を見てみましょう。
イギリスの教育アドバイザーである
ケン・ロビンソンさんのTEDトーク
これが好きでこれまで何度観たことか♪
笑えて、本質的で、とってもいい話です(20分、字幕付き)
下記は、そのケン・ロビンソンさんのTEDを
書き起こしたものです(Eテレで放映されたもの)。
同氏は、いろいろなTEDで同じ話をされていて、
下記の書き起こしは、上記の動画とちょっと違いますが
伝えようとしている本質は同じです。
「創造性を殺すような教育」を変えよう!
と、面白く惹きつけながら提言されています。
~ ケン・ロビンソンさんのTEDトークより(抜粋)~
創造性を、読み書きと同じくらい
重視した教育をするべきだ。
(息子がキリスト降臨の劇に出て
友達が失敗した話をした後で)
子供は躊躇しません。 わからなくてもやってみる。
失敗を恐れないのです。
「失敗= 独創的」ではありませんが、
ピカソ曰く
「 子供はみな芸術家だ。
ただ、そのままでいることが難しいのだ」
私は前にシェイクスピアの父親の生まれた町に住んでいたんですが、
シェイクスピアの少年時代とか想像できます?
先生も嫌ですよ(笑)
他の国に行くと分かるんですが、
数学と語学が最重要で、 芸術は一番下の扱い。
そして芸術の中でも優先順位があり、
美術・ 音楽は、演劇・ダンスよりも上。
だって、 みんな体を持っていますよね?
なのに鍛えるのは腰から上ばかり。
特に頭、しかも左側。
エイリアンがこの惑星の学校教育について調査したら、
「 学校の目的は大学教授を育成することだ」
と思うでしょう。
(教授になる人は)悪い人じゃありませんが、
※同氏は元大学教授
大体、 頭だけで生きているんです。
体というのは、 頭を運ぶ乗り物だと思っているようです。
「教育とは学力をつけること」という考えは、
公教育、 19世紀以降のもので、産業化の産物であり、
それから、学力=知性という世間的な見方は、
自分は落ちこぼれだと感じて いる。
これは良くない。
今後30年間での世界の生徒数は、
では、知性とは何なのか? 再考せざるを得ません。
知性にもいろいろあり、
抽象的にも具体的にも。
知性というのは、
多くの場合、 独創的で価値のあるアイデアは
多角的に物事を捉えることから生ま れます。
ちなみに女性のほうが
右脳と左脳をつなぐ納涼が太く、
これまでの偏った教育は、
特定の資源だけを採掘するのと同じ。
このままではいけない。
抜本的な教育改革が必要です。
大事なのは、個々の才能を尊重し、
子供たちに期待すること。
~ 書き起こし(抜粋)ここまで ~
昨日の私のブログでは、
教育(能力開発)には
お金と時間をかけたほうがいいという
「量」から見た話を書きました。
お金は〇円、時間は〇時間というように
はかることができますよね。
これが「量」です。
ただ、この「量」だけでは、
どういう教育をしているのかという
中身まではわかりません。これが「質」。
よって、量だけではなく「質」の観点も持っていたいですね。
私、知り合いに大学で教鞭をとっている方が何人もいて、
その方々からは「質」を大事にされている感じが伝わるんです。
教える側のセンスも質の中に入るのでしょうね。
大学ではないけれど、私も講師として質を大切にしていきたいです。
あと、自分の身体全体を
活かしているかどうかも大事ですね!
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。