きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

政治よりも力のあるもの

 
日本は、政治は情けないが、人は素晴らしい。
震災後、こんな言葉をよく聞くようになりました。

皮肉もあるだろうし、矛盾もしているけれど、
そうかもね と、思いました。正直、悪い気もしません。


だって、これまでの日本の歴史で、
 「いまの政治は素晴らしい」
と、国民が実感した時代って、ありましたか?



 いつの時代も、昔を振り返ったときに、
 「いまと比べれば、あのころは良かった(ましだった)」
 と懐かしがっているわけで、
 「いまの時代の政治」に満足していたときはなかった気がする。


 6月に取材に行った東北は、
 平安時代にも今回と同規模の巨大な津波にあっています。
 その時代、政治が何かをしてくれたでしょうか?


 1933年の三陸地震のときは?  1960年のチリ地震のときは?

 政治家も努力されたでしょうけれども
 町が見事に復興したのは、政治の力でしょうか?

 いいえ、

 その土地に暮らす方々が、本気で復興させようとしたからです。


 政治が素晴らしければ言うことないです。  政治が無駄とも思っていません。
 でも、政治に依存しないのってかっこいいと思います。

 自分たちの力を信じ切る力  依存せず、自主的に動こうとする力  その力を実際に出せてしまう力
   東北の底力はこれからますます本領発揮ではないでしょうか。

   東京も、東北魂を見習っています。
 15%電気を削減しましょう、となって、  最初、わーわー言ってても、結局、私たちは実現させてしまうのです。
 しかも、余っちゃって、余分を東北に分けたり出来てしまうのです。
 
 日本は大丈夫。
 そう思えてなりません
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