こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
沖縄出張2日目は、国際通りの沖縄教育出版へ。
「日本一長くて、日本楽しい朝礼」の見学です。
同社とのご縁は、
今年1月に行なわれた汐留塾からスタートしました。
川畑保夫社長がシンポジウムの
パネラーとしてお越くださり、
コーディネーターを務めた私は、
檀上でとても助けられたのです。
汐留塾の様子を紹介した過去ブログはこちら →https://reikosetogawa.seesaa.net/article/200901article_5.html
沖縄教育出版をご紹介した過去ブログはこちら →https://reikosetogawa.seesaa.net/article/200901article_6.html
エレベーターを降りると、
ウェルカムボールが目に飛び込んできました。
手づくりの温かさがうれしいサプライズです。
すれ違う社員の方々が、
笑顔で「おはようございます!」と
あいさつを してくださいます。
元気な企業に必ず共通する「明るさ」がありました。
メインイベントの朝礼は9時からなのですが、
同社のみなさんは毎朝7時から、
社内やビルの外の掃除をされています。
そして8時からは有志で勉強会を開催。
どちらも、自主的に発生したそうです。
これを毎日ですよ。
実際にその姿を目の当たりにして、
さすが ES/CS/業績の高い企業だなと
再認識しました。
今日は私、勉強会の席で
明るく、「良い気」が漂っているかのような社内です。
沖縄教育出版の朝礼は、
1時間以上かけることで有名です。
この日は9時にスタートして、
終わったのは10時半でした!
楽しくてあっという間でした。
素敵な笑顔!
同社は、活性化などのために
社内のチーム編成を定期的に変えていて、
この日は新チームのチーム名&ポスター発表がありました。
趣向を凝らしたアイデアがいくつも出てきます。
ではここで、
この日の朝礼内容を少し抜粋しますね。
(↓これでもほんの少しです)
・隣の人と二人組みで行なう体操
(スキンシップできる)
・全員が踊るように行なうオリジナル体操
(自然と笑顔になれる)
・商品についての説明
(改めて商品特徴の確認ができる)
・社員からのひとこと
(がんばっていることを評価してもらえる)
・お客さまからの“喜びの声” 「本日の喜ビスト」
(仕事に誇りが持てる)
・イベント委員会から他社視察ツアーのお知らせ
(勉強の場が持てる)
・今日の見学者(私)への「社員全員からのようこそ」
(優しさや思いやり)
・社憲の読み合わせ
(ビジョンが確認できる)
・インターン4名からのひとこと
(仲間意識が持てる) etc.
入れ替わり立ちかわり前に人が登場して、
お知らせやお話をされます。
これぞ生きた情報の共有化です。
同社の朝礼には、
スキンシップ、コミュニケーション、
笑顔、あいさつ、 スピーチ、チームワーク、
評価、報告、リーダーシップ、教育、理念など、
経営で必要不可欠な要素が
ぎゅっと詰まっているのです。
朝礼が終わった後は、気持ちも盛り上がって、
電話の向こうのお客さまと 「笑声」で
心を込めて話すことができます。
同社の事業 「通販」は、
リピート率90%!
それにも納得できるのです。
日本中の企業が何気なく行なっている朝礼。
それをここまで意味のあるものに
あらゆるところに、
あらゆるサイズの言葉のポスターが貼られています。
川畑さんの、会社づくりへの熱い思いが
一つ一つに凝縮されています。
「大きな努力で小さな成果」
「他人依存から自分依存へ!」
「頼まれたことをきちんとやる会社から、
『ここまでやってくれるのか』 と言われる会社へ」
「『やればできる』 ではなく『やっているからできる』」
「人間は、愛することを学ぶために、この世に生まれてきた」
「挑戦した人にだけチャンスはある」
「自分で作った病気は自分で治す」
「収入の基盤は、顧客に対する貢献である」
沖縄教育出版は、
朝礼の見学を受けてくださいます。
全体朝礼は月・金で、火~木はチームごとの朝礼となります。
一般見学は金曜日。
社内に掲げられていた笑顔・笑顔のポスター。
「会社が大好き」
「楽しくってしょうがない」
そんな声が聞こえてきそうです。
沖縄教育出版のみなさま、
ありがとうございました