こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
網走出張に行きました。
網走といえば刑務所ですが、
本物の網走刑務所は現役で稼働中につき、
よほどのことをしないと入れません(笑)。
そこで、刑務所の博物館へ向かいました。
http://www.kangoku.jp/index.html
どこか地方へ出張したら、
極力、観光をするのが私のモットーです。
職業柄、それも取材といえば取材ですが、
単純に楽しみだから、
その土地をもっとよく知りたいからです。
また、よく知って人に伝えるのが
恩返しのような気もしています。
さらにもう一つ、
ちょっとカッコいい理由がありまして、
その土地からお金を得るだけではなく、
少しは還元して帰りたいのです。
ということで、網走刑務所 博物館へ。
ここへ来る前に寄っていた
「ホテル網走湖荘」の女将・波多野さんが
ご親切に車で送ってくださいました。
再現構築された「鏡橋」を渡ると博物館の敷地です。
「清流を鏡として我が身を見つめ、
えりを正して、目的の岸に渡るべし」
では、入りますよ。
ご覧のとおり、イメージをくつがえす美しい場所です。
一つの大きな建物で完結している従来の博物館とは異なり、
緩やかな起伏のある17万㎡もの敷地の中に、
資料館や浴場、舎房など21施設が点在している野外博物館。
明治時代からの歴史的な建物も多く、有形文化財も。
ゆっくり歩くと1時間半のお散歩コースです。
受刑者が本拠地から遠く離れた場所で道路工事などの作業をする際、
仮の宿舎として使われた「休宿所」。
蝋人形が寝ているのですが、
120年に渡る網走博物館の歴史が分かる「行刑資料館」にありました。
監視の目を盗んで、受刑者が密かに手づくりしたお守り「豆ニポポ」。
刑務所の普段の食事(昼)
中央の監視室から、180度に放射線状に舎房が伸びている
「五翼放射状平屋舎房」が移築されています。
登録有形文化財です。
100年以上前、網走刑務所はスタートしました。
受刑者たちは、ここを拠点に
過酷な北海道の開拓に従事したそうです。
道路や鉄道の路線、港や農地。
囚人とはいえ、彼らのお陰で北海道開拓は進んだ、
と書かれています。
網走はもちろん刑務所だけではなくて、
「流氷館」も有名ですし、
オホーツクの海沿いに花々がさきほこる
「原生花園」も美しいところです。
馬に乗って湖畔や牧草地を歩くホーストレッキングもできます。
そうそう!私は深夜、大きな流れ星を見ました!!
いまの季節は特に、楽しみ方が多様ですよ。
こちらのブログでは網走観光について感じたことを書きました。
瀬戸川礼子でした。