こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
女将サミットの懇親パーティには、
話の達人が毎年、登場されます。
総理大臣や大臣、議員、関係業界の会長―。
「短めのごあいさつですが」
とは言っても、全員が終わるまでに
少なくとも40分はかかるので、
立ちっぱなしは辛いところですが、
このパーティは数年前から着席に (+ブッフェ)なったので、
メモを取りながら、じっくり聞くことができました。
今回も登場された方々はみなさんスピーチ上手でした。
共通ポイントは 「褒める!」
国土交通省の冬柴鐡三大臣は、
今年10月にいよいよ観光庁が設置されることを挙げて、
地域活性化の中核はここにいらっしゃる女将さんでございます。
観光立国の推進にはみなさまこそ必要でございます。
などなど、とにかく目の前の女将さんを褒める、褒める。
終始、笑顔。目線はじぐざぐとすべてを網羅。役者です。
読売新聞東京本社の宮本友丘常務取締役販売担当は、
ジャイアンツの不甲斐なさにお詫びをして、
上手に笑いを取ってから、
今回のサミットのテーマ「咲かせましょう女将という名の心の華を…」
について、まず、なんと美しい言葉の響きでしょうか、と感嘆し、
これからの時代は目に見えないものこそが価値を持つのです、
心の華である女将さんの力こそ必要です、と大絶賛。
日本酒造組合中央会の浅海敏彦副会長は、
来週、開かれる洞爺湖サミットよりも
今日の女将サミットが日本を救うのです、
と会場の笑いと拍手を誘いながら、うまくまとめます。
褒められて嫌な人、いないですものね。
しかもパーティの席ですし。
褒めるという言葉は「祝う」という意味もあるのでした。
いいところを見つけて褒める。
それは「言葉の贈り物」なんだなと改めて思いました。
講師で経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。