きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

「太陽のような人」の本当の意味とは?

 

こんにちは。

 

ベランダーの瀬戸川礼子です。



「ベランダー」とは、自らもそうである“いとうせいこうさん”が
考案した、「ベランダ」+「ガーデナー」から成る造語です。




ベランダーにとって、緑がぐんぐんと伸び行くこの季節は、
命の輝きを最も実感できる時季といっても過言ではありません。
彼らを見ていると、いろいろなことを教わります。




かの文豪、ヘルマン・ヘッセも植物を愛した人でした
(彼はベランダーではなく、正真正銘のガーデナー)。




余談ですが、ヘッセといえば車輪の下。
でも、私はデミアン (新潮文庫)が一番。
主人公シンクレールとその友デミアンとの
魂のやりとりに感銘を受け、
高校時代から手元に置き、読み返しています。




それはそうと、ヘッセは庭仕事を通じて得た気付きを
『庭仕事の愉しみ』(草思社)に書いています。

 

「この世の中は陰惨に見えますが、やはり春になると、
どの花からも永遠の快活さが笑いかけます」
(1942年3月 ヘンネット男爵夫人宛の手紙)



「土と植物を相手にする仕事は、
瞑想するのと同じように魂を解放させてくれるのです」
(1955年秋 ヨハンナ・アッテンホーファー宛の手紙)



老木の死を、まるで一人の友を失ったように悲しむ場面や
花をうたった詩もたくさん載っていて美しいですよ。




ヘッセのような高尚な域には遠いけれど、
能天気な私にも植物を見ていろいろ思うことがあります。

 

たとえば、「みんな太陽が好きなんだな」と。




見てくださいこの写真。
幹も、枝も、太陽のほうへ、太陽のほうへと伸びていくんです。

 

画像



よく、人に好かれるタイプを表す言葉に
「太陽のような人」というのがあるけれど、
確かに太陽のような人って愛されますよね。




ただ、「太陽のような人」の一般的なイメージというのは、
「底抜けの明るさ」とか
「屈託のない笑顔」とか
「豪快な笑い声」など、
分かりやすいもので占められている気がするけれど、
植物を見て思うのはそれだけじゃないということです。



「自分を成長させてくれる人」
「いつも温かく見守ってくれる人」
「元気をくれる人」
「行くべきほうへ、そっと導いてくれる人」

 

太陽が公平に光を降り注ぐように
「誰にでも平等に接してくれる人」――。

 

地味だけれど、
こういう人も「太陽のような人」ではないでしょうか。
それも、いつもどんなときも、変わらずに。



植物も人もこのような「太陽」が必要なんですよね。
そして思うのです。

 

誰かの太陽に、私はなれているかなと。

 

ベランダ―で経営ジャーナリスト・中小企業診断士の
瀬戸川礼子でした。
30個のサムネ.jpg

 

 

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