きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

はんこを不要にしてほしい話 進め!デジタル化 

 

こんにちは。
土曜日があっという間に終わろうとしています。
さて今日のテーマは

「はんこを不要してほしい話
 進め!デジタル化」です。

 

デジタル化にはよい点とそうではない点の
両方があると思いますが、
今日はよい点の一つに触れたいと思います。



私が社外取締役を務める会社では、
監査報告書に必ず押されていた
会計会社の捺印がなくなりました。
 
これは昨年、金融庁が公表したとおりで、
「デジタル社会の形成を図るための
 関係法律の整備に関する法律」(←長っ)
に則ったものです。
 

私はこの傾向が、
もっともっと一般化してくれるのを
首を長くして待ち望んでいます。

だってあなた、請求書を考えてみてください。
なんで判子が必要ですか?

私の場合なら、仕事の依頼主と、
ご依頼をお引き受けした私が同意して
成り立った仕事なのだから、
請求書には期日・名目・金額・
こちらの名前・振込先が書いてあれば充分では?
 

でも今は社会の慣習として
これだと受理されないので、
請求書をプリントして、
一回一回、私の会社の判子を
押さなければなりません。
 

・判子を取り出す
・きれいに押すために、書類の下にゴム板を敷く
・ゆっくり丁寧に押す
・判子が乾くまで待つ
・朱肉のついた判子をきれいに拭く
・引き出しにしまう
・判子が乾かないうちに書類を折りたたんでしまうと
 最初からやり直しになる(涙)
 

一人でもこれだけの作業が発生するのに、
毎日、日本中で、いったいぜんたい、
何人の人が、何回、
これに時間を費やしていることでしょう。
 

総合したら、すさまじい時間がかかっています。
もちろん、印鑑を作ったり売っている会社もあるので、
(取材したこともあります)
営業妨害する気はないのですが、
日々の請求書はいらなくない?って思っちゃいます。

判子がどうしても成立しない重大な書類はともかく、
日常的な書類や請求書は、
判子がなくても十分、成立すると思うんです。


それと前にSNSで知った話。
部長、課長、係長と、
横に並んで判子を押す欄があったとき、
一番エライ部長に対して、
お辞儀をする格好に見立てて
判子を斜めに押す習慣が一部の会社にあるらしく、
びっくりでした。
 
バカバカしすぎる
「こんなことはやめよう」と
部長が言わないのも不思議。
 

こういう非生産的で疲れちゃう風習は
きっと、もっと、あると思います。
 
デジタル化によって、
否応なしにこういう風習がなくなると思えば、
デジタル化の恩恵は大きいです。
 
デジタル化って、
寒々しいイメージを持つ人が多いかもしれませんが、
アナログがで~んと構えているから、
寒々しいことが続いてしまう面もあると思う。
 
こういうことは、
スパッとデジタルが変えてくれると楽じゃないかな。
 
どちらかというとウェットな私ですが、
たまにはドライなお話を(*^^*)
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
 
 

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