今日は昨日の続きです。
昨日のテーマは(ブログはこちら)、
「毎日、0.01ずつ努力すると
or
毎日、0.01ずつサボるでは、
356日後にはどうなる?」でした。
おさらいすると、356日後には、
毎日 0.01ずつ努力すると37.8に、
毎日 0.01ずつ怠けると0.03になります。
こういう自己啓発系の話を聞いたときは、
どう捉えるかが大事だと思うのです。
ここからはその話です。
~ ~ ~
私は、こういう自己啓発的な話を聞いたときは、
本当にその数字になるの?とか
なんで足し算じゃないの?
という思いが浮かんでも、
そうした疑問にはあまり執着しません。
取材の場なら、食い下がって
疑問を解消させますが、
こういう場合は、そこまで追求しません。
なぜなら、
自己啓発の話というのは、
誰かの心に火をともしたり、
眠っていたやる気を起こしたり、
今よりも高いほうへと歩かせるためのものであって、
言葉の正確性を問うものではないからです。
計算は本当に合っているのか?とか
なんで足し算じゃないの?とかは、
この話の本質ではなく、どーでもいいのです。
つまり、目的が違うんですよね。
学会で発表するわけじゃないんですから。
もちろん、なんでも受け入れようと
言っているのでもありません。
気に入らない話はスルーでいいと思います。
ここでちょっと、別の視点を取り入れてみましょう。
私は天才バカボンのパパのファンなんです。
「天才バカボン」のうたに
「西から昇ったお日さまが 東へ沈む~♪」
ってあるじゃないですか。
100% 間違っていますよね?(笑)
でもあれは、
登場するそれぞれのぶっ飛んだ個性を認め合って
「これでいいのだ」で生きる。
そんなバカボンパパの世界観を、
エンターテイメントとして表現している
最高の歌詞だと思うんです。
お日さまは東から昇るに決まってるんだけど、
大声で「西から昇る」って歌っちゃう。
この歌、いまでも好きだな~。
「西から昇って東に沈む」って歌うから面白いし、
たがが外れた自由がある。
決まり事の中で生きている人たちじゃない、
ということを示唆しているように感じます。
だけども、
科学的に間違っているとか
子供の教育にふさわしくないとか
当時、言っている大人たちがいました。
子供ながらも私は、
大人ってバカだなって思いましたよ(笑)。
発想が貧弱でナンセンス。
何が言いたいのかというと、
0.01の努力の話も、
バカボンの歌の話も同じことで、
すべての話に対していちいち、
「それは正確なのか」
「整合性は取れているのか」
で考えてしまうと、つまらないということです。
例えば、会社の品質や安全性の検査など、
論理的に考えないとダメなこともあるけれど、
そういう場面じゃないときもモードを変えず、
いつもいつも論理思考をやってしまうと、
伸びるものも伸びなくなります。
話も面白くないんだよな~。
逆に、「伸びる人は素直」って言われるのは
こういうことを素直に受け入れて成長していくからでしょう。
表面のアラを責めるのではなくて、
重箱の隅をつつくのでもなくて、
その話のいわんとしていることは何なのか。
話の目的はどこにあるのか
そういう目に見えない「感じ取る」ほうが、
豊かで有意義なことは多いと思います。
会話も弾むんじゃないかな~。
間違いの許されない世の中ですが、
「これでいいのだ」とか
「まあええわ」を心に持ちましょうよ。
ということで、
今日もアクセスありがとうございます😊
【おまけなのだ】
実は私、赤塚不二夫さんにお会いしたことがあるんです。
ご自宅までインタビューにうかがって、
4時間もご一緒させてもらったんですよ!
いやー、ほんと面白かった~。最高の体験でした。
この思い出を書いたブログはこちらです。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。