きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

橋を架けると世界が広がる ~スマホを買い替えて感じたこと~

 

こんばんは。
今日のテーマは、
橋を架けると世界が広がる
スマホを買い替えて感じたこと」です。



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今日の東京は、強風と雨の一日でした。
そんな日に、傘を斜めにさして
スマホを買い替えに行きました。
4年ぶりです。
 

私としては普通の頻度でしたが、
普通は2年で買い替えるそうですね。
そのほうが買い取りしてもらえて
かえってお得なんだと知りました。


スマホって単なる機械ですよね。
それは分かっているのですが、
どこに行くにも常に一緒で、
本当に頼りになった。
 
そんな必要不可欠なものであり、
さっきまで使っていたものが、
買い替えた途端、
急にいらないものになる。
 
なんだか可哀想になってしまいます。
iPhone7いままでありがとう。


笑顔が切ない。


私にはどうも、擬人化して考える癖があるようで、
 
長年、一緒に出張に出かけた
キャリーケースを買い替えたときも、
新しいものと、捨てるものが鉢合わせしないように
別々の部屋で待機させたり、
 
デスクチェアを買い替えたときも
ちょっと泣いてしまいました。


バイクや車が好きな人なら
手放すときの悲しみ、分かっていただけますよね。


そして、その悲しみとは、
自分とモノの間に橋を架ける行為だと思うのです。


どこにでもある単なるモノ扱いではなく、
自分の人生に属した存在というか。


そういう感覚を持つと、
別れた後とか、生い立ちとか、
気になるのではないでしょうか。


スマホの場合は、手元に残りますが、
電源も入れられず暗い引き出しの中で
じーっとしているってどんなかな?とか
世界中の人々が頻繁に買い替えていたら
どれほどの材料とゴミが出るだろう…
温暖化が問題だ、なんて言える立場だろうか?
そんなことも思います。


また、組織の話ともリンクしていきます。
会社の利益ばかり考えて
働く人をとっかえひっかけする組織は
ろくなもんじゃありません。
 
離れて行く人が、
離れた先でさらに幸せであるように
丁寧に対応する組織は伸びていくんだよなーとか。


自分の心と、ほかの何かの間に橋をかけると
世界が広がっていくのを感じます。
そしてその世界を覗くとき、
前より少し、想像力が付くはずです。


以前、養老孟司さんの講演に行ったとき、
自分と自分以外のものに橋を架けることを
「空間定位」と表現されていて、
なじみのない言葉でしたが、
考え方には非常に共感しました。
そのときのblogはこちらです。



新しい相棒、よろしくね。
 
おまけ:
ショップの方に聞いたところ、
自粛で店は短期間閉めたものの、
土日になると「こんなに来るのか」と
思うくらい人が来るそうです。
コロナ不況とあまり関係ないのだとすれば、
それはそれで良かったです。


経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。

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