きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

長良川温泉「十八楼」の女将・伊藤知子さんインタビュー

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。

 

2019年2月8~9日
女将さんインタビューで、
岐阜県は長良川温泉「十八楼」の伊藤知子さん(左)を訪ねました。

 

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今回の取材は綱渡りで、取材依頼は2日前(すみません)。
2日後には原稿締切のタイトスケジュールなのですが、
知子さんやスタッフさんの優しさと協力体制に本当に救われました!
ありがとうございます。
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※下の温泉の写真はHPからお借りしました。
本物の蔵に使われていた木が用いられています。
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蔵の湯以外にも、浴場施設が充実していて、
大満足でした♨
39度のぬる湯があるのが何しろ最高で、
同じくらいの温度のシルキーバスも良かったです。
(ミクロの気泡を浴槽に発生させたお風呂。乳白色)

 

私は子供のころから
熱めのお風呂に入ると必ずじんましんが出てしまい
せっかく温泉旅館に取材でうかがっても、
お湯が熱いと数分でギブアップ。

 

なので、十八楼さんのぬる湯は有り難い限りでした。
(普通の42度のお風呂もあります)
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さて、十八楼は、
鵜飼で知られる長良川に面した1860年創業の老舗旅館です。
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バブル期は旅館色をなくした
団体客向けの観光ホテルとして賑わいましたが、
やがてバブルが崩壊すると
ダンピング(採算度外視の安売り)で
成り立つような状態に陥ります。

 

団体客の中に、個人客が混じるようになっても
対応は団体客仕様。
連日クレームの嵐となりますが、対応できず…。
そんな状態から抜け出そうと、
知子さんやご主人ら経営陣は考えます。
そして、お金を払ってでも買えないのは
150余年の歴史だ、と原点に気づくのです。



「歴史」を中心にブランディングし直し、
約10年かけて
老舗の人気旅館へと着実に変貌されました。



十八楼という名は、松尾芭蕉の言葉からだそうです。
下は、芭蕉さんが長良川を詠んだ句。

 

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知子さんは、いわゆる家娘さん。
女の子と双子の男の子のお母さんでもあり、
長良川温泉若女将会の会長など
多様な役割をお持ちですが、
春風のような軽やかさを感じる方。



「いま、スタッフが経営理念を考えてくれているんです」
との言葉も印象的でした。
誠実とか、思いはみんな持っているけれど、

 

言葉としての原点がほしいとスタッフから希望が出て、
いま社内アンケートを取ったりしていると言うのです。
社員主導の理念づくり!



お子さんもスタッフの方々も、
長良川のように、大らかに大事に
育まれているんだろうなと思う、
心地よい滞在でした。



朝食会場にて。楽しいパンケーキ!
これ目当ての宿泊もあるそうです。
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そうそう、もう一つ、よかったなと思ったのは、
県庁所在地の立地でもあることから、
ロビーラウンジが開放されていたことです。
泊まらなくても、ホテルラウンジのようにカフェ利用できる。



窓の向こうは長良川です。
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通常、旅館はチェックアウトしたら
宿を出ないと気まずいけれど、
十八楼は、そのまま自由に居られるので、
私は12時まで仕事(PCで執筆)させてもらいました。
スタッフさんの目も優しいので、居心地よかったです。



この後、
十八楼さんにキャリーバッグを置かせてもらい、
徒歩で岐阜城と岐阜大仏を観光してから
次の出張先へと向かいました。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。


【書籍のご案内】
十八楼の伊藤知子さんもご登場!
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【幸せに働き生きるヒント】やっています。

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