こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
連載記事の取材で、
デジタルハーツ社の河野亮社長(36) に
インタビューさせていただきました。 http://www.digitalhearts.co.jp/company/message.html
デバッグの先進企業で、
フリーターやニートを積極採用し、
彼らをオタクから社会人へ、職人へと育んでいます。
デバッグとは、
ゲームや家電などのプログラムの不具合を発見・修正すること。
同社は修正はしない「発見の専門家」です。
01年に創業し、いまや総勢8300人超の一部上場企業に。
デバッグは社会になくてはならない仕事なのに、
冷遇されているのではないか、と感じた河野さん。
創業時、税理士よりも先に社労士と契約し、
デバッガー(デバッグする人のこと。テスターともいいます)
にとって働きやすい環境づくりに尽力されました。
デジタルハーツの本社は東京オペラシティの32F。眺望良好♪
インタビューから一つお裾分けを。
技術の前に「挨拶と礼儀」を重んじるデジタルハーツ。
全スタッフは社員によるマナー研修を受けますが、
大事なのは「方法」ではなく「なぜする必要があるのか」という論理。
同社は、「それが常識だよ」と、
有無も言わさずやらせることはしません。
きちんと理解し、納得してやってもらうことを大切にしています。
論理的に理解・納得した彼らは、次に部屋を出るときには、
自ら挨拶してドアを閉めていってくれるそうです。
全員がオタクやフリーターではありませんが、
オタクと呼ばれていた人たちが、
やがて、あいさつできるようになり、
コミュニケーションできるようになり、
「僕、社員になりたいです」と夢を持つようになり、
リーダーになっていく。
親から感謝の手紙が届く。
まさに本業=社会貢献の会社でした。
「頭に落とし込まない限り、ハートは乗せられない」と河野さん。
確かに、場合によって理詰めも必要ですね。
河野さんは表情はニコニコ、表現はエッジが効いて、
かつ分かりやすかったです。
楽しいインタビュー、ありがとうございます。
追伸:
ゲームをしない私ですが、取材で「わかる!」と思ったことがあります。
ゲームが好きで達人になると、デバッグの技術を教わらなくても、
多くの人がデバッグをできるようになるんだそうです。
とりわけデバッグを見つけるのが上手な人に、
「どうしてあるって分かったの?」と聞くと、
「匂ったから」とか「なんとなく感じるんですよね」と言う。
うんうん! 「匂う」「感じる」という、この感覚。 わかるな~!
私の場合は、いい会社は行く前から匂うし、感じる。
いい会社はホームページからすでに匂っています。
仕事は違っても同じだなと思いました
経営ジャーナリストの瀬戸川礼子でした。
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