きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

未来工業の「任せる」経営。瀧川克弘社長の講演

 

こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


先週、電気設備資材などを製造販売する
「未来工業」 http://www.mirai.co.jp/
瀧川克弘社長の講演をお聞きしました。

NPO「いい会社をふやしましょう」の主催です。
http://iikaisha.org/

未来工業・創業者の山田昭男さんは、
昨年の別の講演で 「社員にえさをやりましょう」と言っていたし、

今回の瀧川さんも 「楽をして給料が多ければいいに決まってる」と言うし、
お二人とも出だしは「性悪説」っぽいんです。
でもこれはフェイントで、実際は「性善説」そのもの。

一つ挙げるなら、「任せる」の徹底だと思います。
権限委譲をものすごく大事にしていて、
管理職の仕事は、部下に仕事を任せること。
任せたんだからホウレンソウは不要。

というかホウレンソウ禁止。
失敗しても降格人事は絶対になし。
なぜなら「社員がビビるのが一番よくない」から。


「任せる」って、委ねること、信じること。
任せる側は気合と忍耐がいるだろうけれど、
任せるから人がやる気になるという考えのようです。


私も会社勤めだったころ、任せられたらすごく頑張りました。
信じてくれる人の期待を超えたいと思うから。
管理されない自由な会社は楽しかったです。
で、給料の2倍働きました(←あくまでも自己評価♪ でも強調しておく)


「任せる」未来工業は、
48年間赤字なし、
自己資本率78%、
100%正社員、
年間休暇141日、
残業ゼロ、
平均41.5歳で平均年収615万円などなど、
魅せられる数字がぞろぞろしていました。

瀬戸川礼子でした。

 

「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子