ゴールデンウイーク、いかがお過ごしでしたか。
最終日以外はよい天気に恵まれて、
とてもラッキーでしたね。
私は泊まりがけの旅行こそ行きませんでしたが、
毎日、山や谷や街や町、どこかしらに出掛け、
携帯電話の万歩計機能によると、
1日平均9km歩いていました!
いったい何を目指してるんでしょうか
中でも一番歩いたのは、高尾山です。
まさか自分が山歩きをするとは
思ってもみなかったのですが、
このひと月間に、
「高尾山にときどき行く」
「山の空気はいいよ」という話を
数人の方から聞く偶然が重なり、
しかもその方々がそろって人格者であり、
「私も♪」と、簡単にスイッチONしたのでした。
さて行ってみると、
都内(八王子市)にあって、
新宿から47分・370円。
身近な山でした。
高尾山公式HP→ http://www.takaotozan.co.jp/index.htm
低い山なので山頂まで3.3km(90分)で辿り着けますが、
行きは初心者らしく中腹まで連れて行ってくれるケーブルカーで。
そこから、最も歩きやすい1号路に入って山頂へ向かいます。
全ルート図→ http://www.takaotozan.co.jp/cource/index.htm 途
中、たこの根っ子のような
「たこ杉」や寺院「薬王院」を通ります。
一見、味気ない道です。
でも、後述しますが、これには意味があるのです。
下りは、ケーブルカーを使わずに4号路&6号路を歩きます。
360度、緑に囲まれた山道です。
すがすがしい。吊り橋もあります。
通り抜ける風。木漏れ日。
さわさわという木々の音。うぐいすの声。
6号路は途中から沢と並行して歩くことができます。
天然のイオンがたっぷりの道です。
ところで、前述した道の舗装ですが、
初めて舗装の意味を知りました。
下のポスターをご覧ください。
左がもともとの道、右に行くにつれて現在の道になり、
最終的にコンクリートになるわけですが、
「みなさんはどう思いますか?」と書かれていました。
①山の道は最初は細いけもの道で、
ふかふかした土の下には、
たくさんの生き物が息づいています。
②雨が降ると、
人間はぬかるみを避けてはじを歩こうとします。
これが繰り返されると草は枯れ、
土は踏み固められて養分が失われ、
木も栄養が取れずに枯れてしまいます。
道は広がっていきます。
③道の広がりを防ぐために、
階段などを設置しますが、、、。
④それでもはじを歩く人がたくさんいるので、
生き物には打撃が与えられ、
道はもっと広がり続けます。
⑤そして、現在の高尾の山道は、
ロープウェイから頂上までのメイン道路は
全面的にコンクリートになりました。
ポスターを読んでいたら申し訳ない気分になりました。
けれども山にはまた行きたいし、
誰も行かなくなるとお金が落ちないので
森林を保護するための費用も足りなくなってしまうでしょう。
自分にできることは、
・道のはじを歩かないこと、
・自然を破壊しないこと、
・それなりのお金を山で使ってあげること、
でしょうか。
山も問題を抱えていますが、いい場所でした。
平日に行けるのなら、
人も少なくてもっと澄んだ感じかなと思います。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。