こんにちは。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。
先週は、友人と日本民藝館に行きました。目黒区駒場にあります。
私は都心に住んでいますが、目黒駅から先になると、かなりアウェーです。
外も中も素晴らしい建物。
日本民藝館ホームぺージより:
「民藝」という新しい美の概念の普及と
「美の生活化」を目指す民藝運動の本拠として
1926年に思想家の柳 宗悦(1889-1961)らにより企画され、
実業家で社会事業家の大原孫三郎をはじめとする
多くの賛同者の援助を得て、1936年に開設された。
「古染付と中国工芸」という展示をしていました。
食の仕事をしている友人は器にも心を砕いているので
「初心に帰れた」と。
私は初めての訪問。
立派な柱が使われた素晴らしい建物と
一つ一つが丁寧に作られたのだろうなあと感じられる
展示品に惹きつけられました。
作品は全体的に写真NGですが、下の器は撮影OK。
中国「明時代=17世紀」のものです。
遥か昔からこれほどのクォリティの器を作っていたんですね。
で、展示品はどれもすてきで、
目を奪われるものも多かったのですが、
あ…、と私は気づいてしまったのでした。
例えば、上記の皿の絵付けがそうであるように、
作品のモデルは99% 男性なのです。
あれも、これも、どれも。
まるで女性は存在していないかのよう。
鳥とか草のほうがよほどデザインに登場していました。
昔の中国工藝だけではなく
日本も変わらないんじゃないかな。
だからといって展示品の価値が下がるわけではなく、
素晴らしいものは素晴らしいです。
ただ、あれから何百年 経っても
男女の平等や公平については、
長い年月にふさわしいほどの進化はしていない、という話です。
展示と関係ないところで胸が痛むけれど、
何も気づかないより、気付けるほうが何倍もよいです。
【おまけ①】
この後、食事に行って、珍しい体験をしました。
料理(和食)はどれも最高なのに
あっけにとられるほど店主が不機嫌な店だったのです。
こんな体験、いままでしたことあったかな?
二度と行かないというのが私たちの共通認識ですが、
友達は、あんな状態で働くのは気の毒だと。
私は、幸せに働き生きるヒントをテーマに活動しているから
これで新しいネタが出来たのと、
こういうお店の未来はどうなるかSNSで確認していきたいと思ってます。
営業妨害になるような情報は一切出さないようにしつつ。
【おまけ②】
東大駒場キャンパスの桜の夜道が幻想的で素敵でした~。
やっています!