2019年4月から
『帝国タイムス』で毎月連載しています
「よきリーダーの心得」。
昨日掲載された連載16回目のエッセンスをご紹介します。
テーマは「目的と目標、混ぜるな危険」。
※ 図は、私の本『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』
(内外出版社)の127ページより。
目的と目標は、
同じ漢字「目」が使われていますし、
同じ二文字ですし、
「向かう先にあるもの」というイメージも似ているので、
混同されることが多いです。
でも、意味も役割も違います。
目的は、最終ゴールとしての目指す的。
数字に換算できない質的なものが入ります。
目標は、目的を達成するための「めじるし」。
主に数字が入ります。
売上や利益に代表される目標はもちろん大事です。
しかし私たちは、
お金のために生きているんじゃないはずです。
『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』
のあとがきに、ソクラテスの言葉を書きました。
「生きるために食べよ、
食べるために生きるな」
知性ある人間としての誇りを持て、と私には読み取れます。
先の話に言い換えるなら、
「生きるためのお金であれ。
お金のために生きるな」です。
目的と目標を混ぜてしまうと、
有毒ガスが出て、倒れることもございます
コロナ禍でお金が稼ぎにくい今だからこそ、
お金という目標に焦点を当てるのではなく、
何のため・誰のためという目的を、
しっかり胸に抱いて歩きたいものですね!
YouTuberでも語っています。
ぜひご覧ください。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。