高千穂でのいちばんの目的は、
『旬刊旅行新聞』の連載「女将のこえ」の取材。
「旅館 神仙」の女将さんインタビューでした。
1973年創業。あと3年で50周年を迎える旅館です。
女将の佐藤久美さん(左)と、
丁寧に接客してくださった仲居さん(右)と一緒に。
佐藤久美さんはここで生まれ育ち、
神仙が高千穂で最も低価格だった時代から、
最も高級な旅館になった現在までを、
その目で見て来られました。
3人の息子さんを持つお母さんでもあり、
ご長男は自ら希望して、
神仙で働かれているそうです。
そんなに大きなお子さんが
いらっしゃるとはとても見えませんね。
高千穂では、しめ縄を一年中飾る風習があります。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/setogawa015/20220902/20220902221801.jpg)
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/setogawa015/20220902/20220902221712.jpg)
離れの露天風呂。ラジウム温泉の装置が取り付けられています。
コンセントにもこだわりが。
コラム「女将のこえ」では
書ききれなかった、印象的な話を一つ。
「神仙」が変貌した最初のきっかけは、
父で社長の功宏さんが思いを入れ替えたことだったそうです。
大学を中退して旅館業に就かざるを得なかった功宏さんは、
仕事が嫌で嫌で仕方なかったそうですが、
10年経ったころ、
「趣味ととらえよう」と考えを変えられたのです。
私も「仕事は趣味だ」という考えなので共感しました。
「やらされているのではなく、
自分の意思でやりたいからやっている」
「好きにやろう」と思うことは、主体性に直結します。
以来、「神仙」はせっかく趣味なんだから、
自分の好きにやろう、他の旅館と違うことをしようと、
「純和風旅館 神仙」を打ち出して成功。
その後は「旅館 神仙」と名前を戻し、
和風に固執せず
さらなる世界が広がる場づくりをされています。
久美さんも、
最近とみに異業種の仲間が増えている実感があると言われ、
未来はますます楽しさが広がっていく、
という感じを受けました。
「神仙キャビア」の販売開始です。
![](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/setogawa015/20220902/20220902221739.jpg)
こちらは旅館神仙が、町の活性化のために大通りに出した
カフェ「TAKACHIHOYA」。ここにも随所にこだわりが。
居心地のよいお店でした。
ソムリエ資格を持つ久美さん。
年に一度、東京で、人気シェフに高千穂の食材を料理してもらい、
ワインと合わせて楽しむ会を開催されているそうです。
久美さんは瞳がとてもきれいで、
より楽しい未来が映し出されているかのようでした。
![](https://blog.seesaa.jp/images_w/emoji/deka/deka_02_girl1.gif)
![](https://blog.seesaa.jp/images_w/emoji/webry/13_bye_a.gif)
【瀬戸川礼子の幸せに働き生きるヒント】やっています。
この動画はこちら。
動画全体のラインナップはこちらです。
是非ご覧ください。
全国3000社を取材してい気付いた
よきリーダーに共通することとは?
「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと - 瀬戸川 礼子