NPO日本ホスピタル・クラウン協会の大棟耕介さん講演

2018.6.16
幡ヶ谷のお花屋さん「英」（はなぶさ）さんが
開いているチャリティイベントに行って来ました。
いつも温かな善意の空間。
こういう場に声をかけてもらえることを
嬉しいなあって思います。

花屋のHANABUSAさん

19回目となる今回のゲストは、
NPO日本ホスピタル・クラウン協会の大棟耕介さん。
同協会は全国120人のクラウン（道化師）が、
長期入院の子どもたちに
「笑顔を届ける活動」をされています。

この日のチャリティイベントでは、
風船を使った芸や、面白さ抜群の話芸に
笑い転げました。

会場では、入院中の子どもたちと遊ぶ動画を
上映してくれたのですが、
大棟さん扮するクラウンＫが来る前と来た後とでは
子どもの表情がまるで違って、別人のよう！
笑い声がきらきらしていました。
その子たちのお母さんは
「辛い入院が楽しい思い出になります」と。

イベント前に道路に出て、道行く人に風船アートをプレゼントする大棟さん。

アメリカの大型病院のように、
日本にもスタッフの一員としてクラウンがいて、
子どもたち、そのご家族、医療従事者の
笑顔が増えたら素敵だなあと思いました。

だって病気は、「病」と「気」と書くのです。
医療技術で「病」を治すだけではなく、
人間の笑顔と愛が「気」（心）を癒してこそ
病気に立ち向かえるのではないか。
そんなことを考えました。

大棟さんは毎年、
1月1日の元旦にもどこかしらの病院を
訪ねているそうですが（10年以上になるそうです）、
お正月の病院って、静かでとても寂しいんですって…。
お医者さんや看護師さんもお正月を取るから、
患者さんにはできるだけ一時帰宅してもらうため
残された患者さんは寂しい思いをされるそうです。
だから、クラウンが笑顔で面白いことをしてくれると
本当に喜ばれるのだと。
切なくも、温かな活動だなと思います。

クラウンの世界大会
ワールド・クラウン・アソシエイションで
銀賞と金賞を受賞している大棟さん。
企業研修も積極的に行われているそうです。 http://www.hospital-clown.jp/

大棟さんと、お友達と一緒に。