島根県大田市(石見銀山)の
宿「他郷 阿部家」(たきょう あべけ)。
良質な日本映画のセットに紛れ込んだかのような、
それはそれは素敵な、心に残る空間でした。
こちらは台所。いつまでも居たくなる。ここでご飯をいただきます。
釜と「火の用心」の御札。
ご飯の〆のおにぎり。忘れられないおいしさ♡
「他郷 阿部家」は、「群言堂」 の
経営者兼デザイナーの松場登美さんが2006年に始めた宿です。
登美さん(右)と一緒に。
「他郷 阿部家」の入口。わくわくします
藍色に染めた蚊帳の客室もありました。素敵。
こちらの部屋に泊まりました。
面白そうな本がたくさん並んだ、たまらない部屋。
僭越ながら、私の最新刊『女将さんのこころ①②』も
置いていただければと思い、お送りしました。
こちらのガラス戸は、
古い家からガラスを集め、
パッチワークのようにはめています。
古い家からガラスを集め、
パッチワークのようにはめています。
懐かしい柄、ありますか?
ボロボロだった古民家を「授かった」と登美さん。
「家の声を聞きながら」、「家の喜ぶことをしよう」と、
これほどまでに素晴らしい空間に生き返らせました。
「他郷 阿部家」の特徴の一つは、
登美さんとお客さまが一緒に、
夕ご飯&朝ごはんを台所でいただくこと。
だから泊まれるのは同じテーブルを囲める8人まで。
一緒にご飯をいただくのは、
「一番、勇気がいることだった」そうですが、
「一番、勇気がいることだった」そうですが、
自分がされて嬉しいことはなんだろう、
と社員と考えたとき、
と社員と考えたとき、
「家に来たかのように迎えてくれること」
と、なったのだそうです。
と、なったのだそうです。
この日は、7人で食卓を囲みました。
笑ったり、感心したり、驚いたり、喜んだり、
みんなでいろいろ話しながらいただく豊かな夕べでした。
23年間、女将さん取材をしてきた私は、
立場上、女将さんが食事に付き合ってくださることはありますが、
すべてのお客さまと夜も朝も食事される女将さんは初めてです。
もしほかのお客さまがいた場合も、ご飯はみんな一緒です。
そのことは、HPやパンフレットにも書いてあるし、
空間と登美さん&スタッフみなさんの雰囲気によって、
「一緒の食事」がごく自然に思えるのです。
いままで9年間、一緒に食事してきて、
嫌がった人やつまらなかったことは一度もなく、
不思議と相性のいい組み合わせになるのだとか。
翌朝のご飯が、また楽しく、
ひと晩で生まれ変わったような
顔つきになられる方もいるそうで、
阿部家マジックと呼ばれているそうです。
ちなみに登美さんは、
自らを「女将(おかみ)」ではなく、
「釜婆」(かまばあ)と呼ばれています(笑)
右下がお風呂。和ろうそくの灯で入りました。
阿部家のファンになってしまう方はたくさんいると思います。
もともと古民家なので、お風呂とシャワールームは一つずつで、
トイレは部屋の外です。
不便さはあるけれど、
昔の日本の生活はそうだったかもね、
と、不思議と受け入れてしまいます。
わざわざ行きたい宿、というよりも「家」。
226年前の家が現在に息づく「他郷 阿部家」は、
世界遺産・島根県石見銀山にあります。
夏も童心に返れて楽しかったし、
冬もまた素敵だろうな…。
出雲空港から飛び立った飛行機の窓に虹が![](https://blog.seesaa.jp/images_w/emoji/webry/14_rainbow_a.gif)
![](https://blog.seesaa.jp/images_w/emoji/webry/14_rainbow_a.gif)
ありがとう! また来ます。
女将さん取材はライフワーク。
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。
![](https://blog.seesaa.jp/images_w/emoji/deka/deka_02_girl1.gif)
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