昨日は、マーケティングを専門とされ、数々の著書も出されている
小川孔輔先生の講演会がありました。
@法政大学大学院イノベーションマネジメント研究科OB会。
小川先生、同期の片山寛之くんと。上の写真は馬蹄形の教室です
講演テーマは、先生の最新刊でもある『マクドナルド失敗の本質』
地方によって味覚も文化も違うのに、何もかも均一するのはおかしい…と、
マック(関西ではマクドですね)が脚光を浴びていた時代から
直感していたという小川先生。
店を大量につくり、働く人がそれに追いつけず、
人と店が疲弊していった様を、
売上高推移、 ファストフード全体の4年間の前年増減率、
ハンバーガーの価格推移 既存売上高の伸び率推移
24時間営業の店舗数推移 などなど
さまざまなデータを、調査体験とともに解説してくれました。
同社がいまのようになる兆候は、
最近の食材問題以前に、数年前からデータに出ていました。
やはり論理性は欠かせないのですね。
働く人を大切にしなかったから、どんどん人を失ってしまった。
それでは成功は続かない。
世界を席巻したようなメガ企業でも、
経営の原理原則は当然ながら同じなのだと、改めて思いました。
顧客満足は社員満足がつくる。
社員満足の範囲内でしか顧客満足は高まらない。
私の持論です。
いま現在もマックで働かれている人は大勢いるわけで、
思いを馳せました。
講演後はみんなで打ち上げに流れ、
大いに語り合いみんなの頑張りを聞いて幸せな気分に。
経営ジャーナリストでイノマネ卒業生の瀬戸川礼子でした。