きれいごとでいこう!

経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。いい会社のいい話から私的なつぶやきまで、公私をつづります。

坂本先生と大山会長と汐留塾


こんにちは♪ 
経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子です。


本日、汐留塾が無事、終了しました。

坂本光司先生の講演「日本でいちばん大切にしたい会社」
大山泰弘会長の講演「働く幸せの追究が業績を向上させる」

私はファシリテーターを務めました。


お二人の話はどちらも素晴らしく、
後ろで聞いていてじーんときました。

人財を一番大切にする企業にこそ、社会的価値がある。


このような本質的なことが語られる
フォーラムに参加でき、光栄でした。

 

坂本先生(中央)&大山会長と一緒に。大切な一枚。 
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1部は坂本先生の講演です。

久しぶりの坂本節!

マシンガントークの中に、たっぷりと魂と愛がこもっています。

2年前に卒業した法政大学専門職大学院にて

先生の授業を夢中で受けていた時間を懐かしく思い出しました。

やっぱり、先生の話は最高です!

 


坂本先生が常に訴えているのは

「企業は5人を大切にせよ」です。

特にはじめの4人を大切にせよ。

この順番で大切にせよ、です。


①社員とその家族   
社員を路頭に迷わすな。迷わすなら経営者も一緒に迷う覚悟で。


②社外社員とその家族(下請や取引先など)
  
自社ができない仕事をしてくれている人に感謝を。


③顧客 


④地域住民   
美術館をつくるのもいいが、地域に身障者がいるのなら、   
彼らを雇用して働く幸せを提供することのほうが尊いはずである。


⑤株主   
1~4ができていれば自然と株主満足になる。
⑤は最後でいい。


「企業経営とは、
 5人の幸せを実現するための活動である」(坂本先生)


利潤やシェアの拡大ではなく、商品開発でもない、

「幸せを実現するための」という点がポイントです。

先生のベストセラー著書

日本でいちばん大切にしたい会社』には、

いかに他社を打ち負かすか、

いかに業績を上げるかは一切、書かれていません。

しかし、33万部を超える勢いで読まれています。

この事実に勇気を得ます。

~  ~  ~

 

2部は日本理化学工業・大山泰弘会長の講演です。 


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「働く」という字の意味は、

「人が動く」ではなく、

人のために動く」。


「社員の70%を占める知的障害者から、

働く幸せ、人の幸せ、優しさを教わりました」


と静かに、心の底から絞り出すように

話される姿に感銘を受けました。
(写真は、ガラスやホワイトボードなどに書けて、
 簡単に水拭きできる筆記具「キットパス」を
 紹介している様子です)


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3部は対談です。

ここで私はファシリテーターをさせていただきました。


お陰さまで参加者の方々からは、

「自分が聞きたかったことを、司会者が聞き出してくれた」

「明るく和んだ雰囲気がよかった」

「さらに深い話が聞けてよかった」

など評価いただき嬉しいです。

 


生徒だった私が坂本先生と同じ壇上に上がることができ、

社会価値の高い日本理化学工業の大山会長ともご一緒でき、

まさに「働く幸せ」を実感したひとときでした。


でも、普通に得られるはずの「働く幸せ」が

一生、得られない人もいます。


15歳で養護学校を卒業し、

そのまま一生、国の保護のもと、

施設で過ごすことになる人もいます。

 


健常者の私たちは

「遊んで暮らしたい」なんて冗談を言ったりしますが、

働く楽しさや、

人から必要とされる喜びを得られない生活とは、

どんなに切ないものでしょう。

 

「ありがとう」を言うばかりで、

人から「ありがとう」と言われない日々は、

どんなに空しいものでしょう。


働ける幸せ、

人の役に立てる幸せ、

ありがとうと言ってもらえる幸せは、

かけがいのないもの。

感謝しきれないものと、改めて思うのです。



こうした幸せを多くの人が、

健常者も身障者も平等に得られる社会を 願うばかりです。


そのために私は自分のできることをしよう。

記事を書く、

講演で紹介する、

人に話す、

良い企業の商品を買う。


自分から、何か行動にしていきたいと思います。

 

大山会長の著書『働く幸せ』にサインを頂きました♪
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事務局のみなさまも、

ご参加くださったみなさまも、

ありがとうございました!

講師で経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子でした。