先日のことですが、新刊の第二稿を入稿しました。
第一稿を入稿してから一カ月間、他社の好事例を追加するべく、
新たに何社も取材して、たくさんのケースを得ることが出来ました。
この本はCS(顧客満足)の失敗学が主体ですが、
ところどころで、20ケースくらいの成功事例が登場します。
どれも、ES(社員満足)を大切にした非常にいい事例で、
取材中、いくども胸がいっぱいになりました。
きっと参考にしていただけるのではないかと思っています。
思うに第一稿は、まだまだ修論の域を出ていませんでした。
(大学院での修論→大幅に加筆修正→ビジネス書新刊)
構成も文体もどちらも硬く、教科書みたいでした。
長年、記事を書いてきたので、いつもの文体に書き換えるのは
簡単だと思っていたのですが、ところがどっこい。
1年かけて調査・執筆した論文にはそれなりの世界が出来ていて、
書いた本人には心地よい空間。抜け出すまで相当、手間取りました。
ふんぎりがついたのは「瀬戸川さんらしくない」という声。
編集者と信頼のおける友人の2人に第一稿を読んでもらいましたが、
それぞれから同じことを言われ、やっと修論の世界を捨てられたのでした。
お陰さまで、第二稿はがらりと変身!
三章を一章に、一章をあとがきに持って行くなど、章立てをかなりシャッフル。
他社のケースも増やしたし、やっと自分らしい原稿に生まれ変わらせることが
できたんじゃないかなと思います。粘ってよかったです。
編集者のOKも出たので、初校が出るまでの間、しばし手を離れています。
先の友人も再び読んでくれて、今度はお墨付きをもらいました。
でも、ほっとした気持ちが半分、まだ手元に置いておきたい気持ちも半分。
本を書き上げる度に、子離れがつらい親ばかでございます。
もう、8月も半ば。
春の時点では、いまごろ発刊されているはずでしたが、、、が、、、が、、、。
この分だと10月末くらいになりそうです。
早さよりも内容が大事と思い直して、初校にも力を入れたいと思います。
お待たせしておりますが、とにかく進んでおりますので♪