上司の90%が 「部下にあいさつをしている」と答えたのに対し、
部下の15%しか 「上司は自分にあいさつをする」と答えなかった。
こんな結果が、人材活性プロデューサーの大谷由里子さんが『朝日新聞』
で書かれているコラム「ココロの元気」(8月7日夕刊)にありました。
このアンケートを実施した会社は、
「ほとんどの人がパソコンに向かって仕事をしていた」そうです。
つまり、、、、「上司はパソコンに向かって『おはよう』と言うが、
言われた方はあいさつされている気分になっていなかった」 のでした。
90%-15%=75ポイント。とても大きなギャップです。
あいさつしていても、あいさつしていないことと同じなわけで、
無視しているのと同じ、ということです。
大谷さんは、テレビを見ながら「お帰り」と言うご主人に腹を立てつつ(笑)、
娘さんが幼いころ話しかけてきたとき自分はテレビに釘付けだったことも
あったと反省されていらっしゃいましたが、私も身に覚えが、、、。
夫が何か聞いてきたとき、話の意味も理解もせず 「はーい」なんて返事
したことは数知れず。。。
「(会社でも家でも) やっぱり相手の顔を見て話すことは大切」
という結論なのですが、、、ですよね。
顔を見るというのは、ただ「見る」んじゃなくて、表情を読んで気持ちを察したり、
察したことを基にプラスアルファの言葉を掛けてあげるという意味だと思います。
もっといえば、「心を見よ」ということなのでしょうね。
会社の上司や部下、身近な人には、ついつい気が緩みがちですが、
本当は身近な人が一番大事だし、一番助けてくれる人。
人の振り見て我が振り直せ、だなあと思いました。